ZAH GIG IN TOKYO powered by JACKSON kaki
2023/03/25 SAT at SPREAD Shimokitazawa
OPEN / START:23:30
ADV ¥2,500 / DOOR ¥3,000 / U23 ¥2,500 (+1D)
https://t.livepocket.jp/e/20230325spread
LIVE:
ZAH
tamanaramen
DJ:
DJ GARBAGE
ENJI
speedy lee genesis
衿
VJ: JACKSON kaki
supported by melting bot
- 再入場可 *再入場毎にドリンク代頂きます / A drink ticket fee charged at every re-entry
2023年3月25日、場所は下北沢SPREADにて、LA/NYを中心にしながら、国際的に活動するノンバイナリーアーティスト「ZAH」の来日公演がJACKSON kakiが主催、melting botサポートのもと開催される。
ZAHは2019年にQUALIATIKと共に来日公演を東京で果たし、主催であるJACKSON kakiもそこで共演を果たし、3年以上の時を経て再度、ともにパーティーを作ることとなった。
ZAHは2022年には、カバーアートも含めて、作詞/作曲/演奏/録音/ミックス、すべてZAH独自でプロデュースしたEP"NOW"を、2021年には日本のアーティスト、Le Makeupとコラボした楽曲「pain and purity」を、そして2020年には今回のパーティーにも出演するtamanaramenとのコラボシングル「仙女」をリリースしている。それらの楽曲のテーマには「癒し」「浄化」「光」「祈り」そして、「咆哮」や「怒り」などを掲げている。ダンサブルなビートからを軸にした楽曲から、ダウンテンポやアンビエントなど幅広い楽曲のバラエティーを持ちながらも、実験的な電子サウンドの上に、ZAHが対峙する社会に対して「叫んだり」「唱えたり」「ささやたり」「呟いたり」することによって、録音されたデータからも強く身体性を感じる作品となっている。ZAHの身体性は、音楽だけにとどまらない。ZAHのルーツにはファッションやダンスがあり、2018年にはNew York Fashion Weekの会期中、ニューヨークのクィア・アジアン・ダンス・パーティーコレクティブ「Bubble_T」と共に、MoMA PS1にてパーティーを開催し、ファッション・ダンスを取り入れたパフォーマンス・ショーを披露してきた。音楽にとどまらない、身体・ファッション・ダンス、それらを一つのライブ・パフォーマンスとして昇華し、ZAHは表現する。
Text from JACKSON kaki
JACKSON kakiとしてパーティーを主催するのは2年ぶりとなる。それ以前に定期的に開催していたパーティー「FORSS」は2019年に閉じた。パンデミックの状況下で、自分ができることを拡張させていき、変化していく社会とパーティー、べニュー、そして音楽と向き合ってきた。ポスト・パンデミックの時代において、オンラインとオフラインはフラットな状況ではなく、むしろオンラインが重視され、私たちの身体や時間、空間のあり方は今までの常識が通用しなくなり、生活インフラのみならず、私たちの文化圏の在り様まで大きく変化させてしまった。
私たちはオンラインによって浸食されたリアリティーを生き、ジャンルやムード、表現、メディアがカオスになった世界で生きている。僕が見ている世界と、あなたが見ている世界は交わることがないと思っていた。パーティーや日本のクラブシーンにおいて、理解ができない、受け入れることができない現象について、私は頭の中で咀嚼することを試みるも、うまく消化することができない。
そんな状況を頭の中で解釈して終わるのではなく、身体と時間、そして空間を通して、状況をあるがままに受け入れていく、そういったリアリティーを構築する時代ではないのだろうか。100人が来たら100人のリアリティーがあり、今までのコンテクストで使用されたオルタナティブやエクスペリメンタルで語ることができない「ありえたかもしれない可能性」について、私は想像をするし、踊り続ける。
私はパンデミック以前のクラブに何か思いを残しつつ、変わってしまった(と思っているかもしれない)この世界で新しい身体を獲得するべく生きている。