2020年映像作品「Bon appétit」は、ポップ&ダークな世界観で”ダンスをおいしく召し上がれ”と綴った。昨年に公開された「Cedar」では、樹齢5000年の屋久杉の堂々たる風貌を11人のダンサーが袴で表現。ラストシーンで舞台一面が雪景色となった。
毎回、カラーの異なる作品で七変化するコンテンポラリーダンスカンパニー東京舞座が、今年は【旧約聖書-創世記】からエデンの園を題材に「Garden of Eden」を吉祥寺シアターで上演する。
カンパニーを代表するベテラン勢や、さまざまなメディアに引っ張りだこの勢いある若手勢に加え、今後の舞踊シーンを担う有望なアプレンティスダンサーも揃った。そして今回は、コラボゲストに密林東京のスズキアキコが生花で舞台を飾る。
総勢20名のキャストが織りなすふしぎな楽園の、オリジナルストーリーにも要注目。
今年は、カンパニー創立6周年。2019年の「ゴースト」以来3年ぶりとなる舞台公演「Garden of Eden」をお見逃しなく!
ダメと言われたらやってみたくなる。
我慢できずに食べてしまった。
あなたはこんな経験がありますか。
原作となる旧約聖書 創世記2章8節から3章24節に登場する理想郷では、アダムとイヴは神の命令を犯して「善悪を知る樹」の実を食べ園から追放されました。
我が家には2匹の猫が居ますが、焼き魚は盗んでいくし、ジャンプに失敗して机から落っこちたりします。バレていないと思っている緊張感のない猫を見ていると、心が和らぎます。人も動物もダメなところがひとつくらいある方が、可愛いと感じます。
東京舞座版「Garden of Eden(エデンの園)」の主な登場キャラクターは、主人公のアダムとイヴのほか、好奇心旺盛なツバメ、おてんばな蝶、おっちょこちょいなキューピッド、楽園一の仲間想いな風、こ生意気だけど責任感の強いフルーツ、皆を見下しているようで実は姉御肌な蛇、全ての生命を見守る森林、コーヒー好きでマイペースな神….などなど、のんびり屋で能天気な住人ばかり。
イヴが園の中央に生える善悪の樹の実を食べたいと願ったところから物語は始まります。
聖書では描かれていない、イヴの欲を後押ししてしまった出来事。そしてアダムは、なぜイヴを追って実を食べたのか。オリジナルの解釈で描きます。
自分の気持ちを抑えることができず、神との約束を破ってしまった生き物たちの愚かさが、愛しくてたまらないのです。
この楽園の行方を、ぜひ劇場で目撃してください。
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コンテンポラリーダンス公演
TOKYOBUZA × mitsurintokyo contemporary dance 2022
東京舞座×密林東京「Garden of Eden」旧約聖書‐創世記
◇開催日 2022年5月22日(日)
◇会場 吉祥寺シアター (TOKYO)
◇時間 開演 ①13:00 / ②17:00 (各30分前開場)
◇振付・演出 風花、池島優(東京舞座)
◇美術・花 スズキアキコ(密林東京)
◇出演 スズキアキコ、冨川直樹、大坂絵莉、横山翼、池主雅夕、楓、近藤いちご、夕空想生、中谷夏葉、風花、池島優、永井思充、河合萌花、漁野萌々香、小野里笑、吉倉咲季、松尾光華、菊池萌仁香、佐竹日和(順不同)
◇チケット料金 全席指定 5,000円
お問い合わせ 東京舞座 090-9628-6921 (代表 フウカ)
tokyobuza@gmail.com