教育・保育・療育・心理など、子どもの育ちに関わる人たちのプラットホームを目指します。「ここに来れば、いつも変わらずにあなたを待っていてくれる人がいる」という温かいセミナーです。
子どもと関わる仕事は、その場での瞬時の最善の判断と選択が求められます。しかし、その判断は迷いの連続です。「今日のあの場面の関わりは本当に合っていたのだろうか」「もしかしたら別の選択肢もあったかもしれない」・・・そんな思いが常に付きまといます。そんな指導者側の葛藤について、図を用いながら整理していくTEA(複線経路等至性アプローチ)にチャレンジしていく講座です。現場における実践的な研究の深まりが感じられるはずです。
第1回 4月14日(日)10時00分~12時00分
「TEM図を用いて整理する」
TEM図は、オリジナルの一回きりの人生・状況・瞬間を表すのに適しています。教育や保育の現場は、まさにその人にしか体験し得ない一度きりの瞬間に支えられています。図が表す意味や、現場での用い方について整理します。
第2回 4月21日(日)10時00分~12時00分
「時間の経過を描くことで経験を開く」
現場ではどうしても検証が不足しがちです。TEM図は、分岐したり合流したりする複数の線を描きながら、時間の経過を記述します。指導の振り返りに最適なツールだと言えるでしょう。混沌とした指導場面を整理しながら「見えなかった選択肢」を可視化していきます。
第3回 4月28日(日)10時00分~12時00分
「人との関わりにおける様々な事象を図で示し活用する」
指導場面における行為の選択、子どもの行動の分析、関わりを継続する中で感じられる保護者の養育態度の変化など、現場にいると様々な事象に巡り合います。それらに意味を見出し、「この瞬間」を捉える眼を養うことが大切していくためのアプローチについてまとめます。