選定基準は、
＊原則として建築後50年を経過していること
＊東京の景観づくりにおいて重要なものであること
＊できるだけ建築当時の状態で保存されていること
＊外観が容易に確認できること
そこで、99件の建造物を23コースに分けて、ご紹介します。
▼▼▼ 『東京都選定歴史的建造物をめぐる』 ▼▼▼
【開催日】9月22日（日）
【時間】9：30～12：30（予定） ※集合9：30
【コース】日本橋コース
【集合】東京メトロ「小伝馬町駅 」出口4の階段下
【解散】「日本橋高島屋」周辺
【参加費】１名 3,500円 ※税込み・小人同額
【募集人数】10名 ＊定員になり次第締切ます
【参加費支払】クレジットカードでの事前決済（VISA・MASTER・JCB）
【諸注意】
・本企画は現地集合、現地解散となり、交通費は各自負担となります
・解散時間は若干遅れる場合がございます
・雨天決行（ただし荒天の場合中止）※中止の場合、参加費は返金されます。
・本企画にはガイド１名が同行します。
・お子様のご参加は小学生以上とさせて頂きます。
【主催】大江戸歴史散策研究会
◆ 第1回『東京都選定歴史的建造物をめぐる』日本橋コース ◆
（58）【中央区十思スクエア】
昭和3年（1928年）建造、RC造、東京市土木局建築課
関東大震災ののちに建築された復興小学校の一校。角地を利用した正面玄関は曲線で構成され、１階と３階にはアーチ型の意匠が用いられています。現在は、改修・整備され、福祉関係の複合施設として再利用されています。
（1）【近三ビルヂング】
昭和6年（1931年）建造、RC造、村野藤吾設計
黒褐色のタイルで仕上げられた外壁と、整然と配置された縦長のガラス窓が外観の特徴。玄関および1階店舗と歩道の間には段差がなく、当初からバリアフリー構造。玄関ホールの天井は奥村新太郎のデザインによるガラスモザイクで装飾されています。
（17）【中央区常盤小学校】
昭和4年（1929年）建造、RC造、東京市土木局建築課
震災復興事業の一つとして建てられた小学校の初期の代表的な作品。表現派風建築として、貴重な遺構。江戸城の正門である常盤橋御門の名が由来。
（61）【日本橋ダイヤビルディング】
昭和5年（1930年）建造、RC造、三菱倉庫株式会社
都市型倉庫（都市内にあり、貨物の配給機構の一環として利用される倉庫）の初期のもので、日本における表現派風建築の代表的作品。船橋を模した屋上の塔屋や上層階の半円窓など、船体を思わせる個性的な外観を持っています。
◇（2）【日本銀行本店本館】
明治29年（1896年）建造、レンガ造・石造、辰野金吾
設計は辰野金吾。ベルギー国立銀行を参考。1891年（明治24年）に発生した濃尾地震の教訓から、高橋是清の指示で建物上部を軽量化し耐震性を高めることを決定、2階3階は煉瓦造石貼りに変更。貨幣運搬用として水圧式荷物用エレベーター（オーチス製）が設置。日本で2番目（凌雲閣が日本初）。
◇（3）【三井本館】
昭和4年（1929年）建造、RC造、トローブリッジ＆リヴィングストン事務所
「アメリカン・ボザール」と呼ばれる新古典主義様式による鉄骨鉄筋コンクリート造。外壁は花崗岩（茨城県産稲田石）で仕上げられ、道路に面する主要なファサードは、特徴的なコリント式のオーダーが乗る列柱を整然と並べられています。
◇（38）【三越日本橋本店】
大正3年（1914年）建造、RC造、横河工務所
ルネサンス様式の地上5階建。室町大通り（中央通り）に面した間口は約36.5m、奥行は約56.1mで、奥行方向に長い平面。
室町大通り側に正面玄関があり、2体のライオン像は開店当時からのシンボル。正面玄関を入ると売り場が広がり、その奥の中央部に間口約12m、奥行約18.6mの5階まで吹き抜けの大ホールがありました。
◇（4）【日本橋】
明治45年（1911年）建造、石造、設計：米元晋一、装飾：妻木頼黄
石造2連アーチ橋。橋長49メートル、橋幅28メートル。壁石は「切石積み。装飾用材は全て青銅で、橋の中央及び橋台部の4隅に「花形ランプ付方錘柱」を建て、各柱座に麒麟の像を配置。橋本体はルネッサンス式橋梁で、そこに和漢洋折衷の装飾が調和しています。
＊【日本橋高島屋】
昭和8年（1933年）建造、RC造、高橋貞太郎
重厚な西欧の歴史様式に、和風建築の意匠が随所に見られます。中央通りに面したエントランスから続く、1階と2階2層分の大理石の柱が並ぶ吹き抜け。昭和初期から現存する百貨店建築の中で、最大級の規模を誇り、内外装とも当初の姿を良好に保っています。
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大江戸歴史散策研究会 歴史ガイド：瓜生（ウリウ）
【電話】050-3626-6622 【mail】uryu1023@gmail.com
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