デジタルファシリテーション入門
●企画概要
田原真人は、2005年に「物理ネット予備校」を設立、2017年に『Zoomオンライン革命!』を出版。一貫してオンラインと教育とを融合する試みをしてきた。教師の役割が「教えること」から「ファシリテーター」へと変化し、教育の場は「教室」という箱をはみ出して社会へと拡がっている。その状況を踏まえて開発したデジタルファシリテーションの方法論を実践を通して学ぶ機会を作ります。MiroやClassDoを使いますので、ノートパソコンを持参してください。
●日程
2023年5月6日、7日(1泊2日)
●会場
八王子大学セミナーハウス
●参加費
受講料+宿泊費(3食付き)
1名4万円
近代社会の終焉期にとどめを刺すかのように生成型AIが登場してきました。
これまでの人間の仕事のうち、ある部分はAIに代替され、その一方で、新しい人間の仕事が生まれてくるでしょう。
左図のクネヴィン・フレームワークの4象限のうち、右側の2つは問題解決のフレームがすでに定まっている前提で、問題を解くものです。そのため、過去の前例を参考にして問題解決をすることができるため、前例踏襲型と呼ぶことにします。この領域が徐々にAIに代替されていきます。
一方、左側の2つは問題解決のフレーム自体を自ら発見する必要がある場合があったり、フレームが常に更新され続けてしまうような場合です。常に新しい状況に直面する中で対応する必要が出てくるため、前人未踏型と呼ぶことにします。この領域が新しい人間の仕事になっていきます。
今後、教育も、企業組織も、前例踏襲型と前人未踏型の「両利き」になっていくことが不可欠になっていきます。
既存事業と新規事業の両利き、教科学習と探究学習の両利き・・・。
しかし、右手(前例踏襲型)と左手(前人未踏型)は、頭と身体の使い方が真逆です。それを理解した上で練習するのが、両利きになるコツです。近代社会が終焉を迎え、新しい時代が生まれてくるわけですから、左手(前人未踏型)が、特に重要になってきます。
この講座では、一泊二日の合宿で時間と空間を共有し、前人未踏型プロセスを探求します。
カオスの中で暗中模索しながら兆しを捕まえ、生まれるべきものを生み出すプロセスを一緒に探究しましょう。
AIやICTツールは、このプロセスをサポートするために活用します。
これが、これからの人間の仕事であり、テクノロジーと共存するかたちです。
自分が創造に関わったアイディアだからこそ、実現したくなる。
それが、参加型社会が前進するエネルギー。
ワークショップ内容は、以下の通りです。(変更になることもあります)
◆探求テーマ:AI時代の新しいエックス
◆使用するもの
・ChatGPT
・Miro
・ClassDo
・あなたの身体
・相互触発
◆1日目
チェックイン
前人未踏型プロセス解説
ブレインストーミングセッション with ChatGPT
構造化セッション with Miro/ClassDo
ダイアログセッション
散歩
創発セッション
⇒カオスのまま寝る
◆2日目
朝の気づきのシェア
エックス探求セッション
ハーベスト
チェックアウト
※ノートPCをお持ちください。
※プロセス重視で行いますので、予定が変更になることがあります。

蜃気楼専門学校・講義フェス