いつか来るその日のために(第2弾)
”ライフヒストリー曼荼羅”
その可能性を探る
1月22日(土)10時~12時 シンポジウム
13時半~16時半 ワークショップ
(Zoomライブ配信)参加費無料!+お気持ち方式
(午前中のみ:クラブハウス「医療部屋」で音声配信
Youtubeでの配信は後日にて)
1月22日(土)、ライフヒストリー曼荼羅を使って様々な実践・研究を進めてきた3名が集って、それぞれの視点でライフヒストリー曼荼羅について語ります。
ライフヒストリー曼荼羅の源流は、「プログラムデザイン曼荼羅」というファシリテーションの場づくりのツールでした。
今回話題提供するのは、その「プログラムデザイン曼荼羅」の発案者、中野民夫氏、それを発展させた、ライフヒストリー曼荼羅の発案者、成田喜一郎氏、そして、ライフヒストリー曼荼羅を使ったワークショップを国内外で数多く実践してきた、三田地真実です。
午前中のシンポジウムではそれぞれの立場から、「ライフヒストリー曼荼羅の可能性」について話題提供し、その後参加者の皆様と対話の時間を持ちたいと思います。
午後のワークショップは、実際に「ライフヒストリー曼荼羅ワークショップ」を体験されたい皆様で、基本のスタイルでワークショップを行います。
今一度、自分の人生を見直したい方、人生の意味付けをし直してみたい方、純粋に「そのワークショップ、どんなもの?」という興味があられる方、どうぞご参加くださいませ。
飛び入り参加でお歌、一発芸のご披露も大歓迎です(ただし、自作自演曲に限ります→著作権の関係からです!)。
それでは皆様のご参加を心よりお待ちしております!
■日時:1月22日(土)
シンポジウム:10:00~12:00
ワークショップ:13:30~16:30
■開催方法:メイン会場(Zoom会議室)(終日)
+クラブハウス「医療部屋」にて同時配信(午前中のみ)
(※今回は、見逃し配信(Youtube)は午前のシンポジウムのみ予定)
■申し込み:Zoomで参加されたい方、お気持ちをいただけます方は、こちらのLivepoketからお申込みください。前日にZoomのURLをお送りします。
※クラブハウスで耳だけ参加の方(映像はありません)
「医療部屋」のお部屋を検索してください。
■参加費:無料! お気持ち方式です。
■第1部 シンポジウム(10:00~12:00)
※話題提供1「巡る人生、巡る自然」(中野民夫)
内容紹介:
ライフヒストリー曼荼羅の良い点の一つは、円形の図の中に自分の巡ってきた人生のエッセンスが一望できることだろう。
「巡り」というと、屋久島の水の循環を思い起こす。黒潮の湿った空気が2000m近い山々にぶつかって上昇し冷えて雲となる。
多量の雨となって降り、森や動植物そして人の生命と暮らしを育む。そして滝となりまた静かな静流になって海へと還っていく。
その水の循環をまのあたりにしながら、人の人生の巡りも水の旅のようなものではないか、と思い始め自然に学ぶ死生観を養い、歌も生まれた。自然界の巡りに思いを馳せながら、私たちがどこから来てどこへ行くのか、想像力を広げる機会としたい。
※話題提供2「未来からデザインする曼荼羅への試み」(成田喜一郎)
内容紹介:
全球的全人的に未来が描きにくい時代状況に生きるわたくしたち。
だからこそ、今ここで夢現をつなぎながら未来をリデザイン/リイマジンしてみる。
因果の法則に基づいて過去から現在・未来へと紡ぐヒストリーの有意味性、逆因果仮説に基づいて未来からデザインし現在・過去へ遡るヒストリーの新たな可能性、
共に分岐点たって選択肢を拡張・深化させる試み。
どうやらあれかこれかの選択ではなく、それらが大きな楕円を描きながらループする。
そして、今ここで見方・考え方・感じ方・在り方がじっくり・ゆっくり・うっとりと、じ・ゆ・うに変わる未来の成り方を予察/予感してみたい。
※話題提供3「ライフヒストリー曼荼羅ワークショップのヒストリー」(三田地真実)
内容紹介:
2010年に成田先生と共にライフヒストリー曼荼羅ワークショップを実践して以来、星槎大学の必修科目の中で、公開講座として、日本ファシリテーション協会の定例会で、あるいは海外の学会で、本ワークショップを実践してきた。
様々な参加者の方に人生を振り返る意味を考えていただく場となってきた、本ワークショップの「ヒストリー」をお伝えしながら、今後の可能性について探っていきたい。
■第2部:ライフヒストリー曼荼羅ワークショップ
実際に、ライフヒストリー曼荼羅ワークショップを行います。基本プログラムは以下の通りです。
(図の出典: 三田地(2019))
この機会に自分の人生をじっくり見直し、またじっくり他の方のヒストリーを伺う時間をもって、人生のこれまで・これからを考える時間を共有致します。
※話題提供者プロフィール
■中野 民夫(なかの たみお)
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。 ワークショップ企画プロデューサー。
1957年東京生まれ。1982年東京大学文学部卒。博報堂に在職中の1989年に休職留学し、カリフォルニア統合学研究所(CIIS)の組織開発・変革学科修士課程修了。以後、会社勤めの傍ら、人と人・自然・自分自身・社会をつなぎ直すワークショップや、参加型の場作りの技法であるファシリテーションの講座を多様な分野で実践。会社でも愛知万博「地球市民村」(NGO Global Village)など社会テーマ系の仕事を手がける。2012年から同志社大学教授を経て、2015年秋から東工大リベラルアーツ研究教育院で、ファシリテーションやマインドフルネスの授業を参加型で実践。
公益社団法人日本環境教育フォーラム理事、NPO法人日本ファシリテーション協会フェロー,Be-Nature Schoolファシリテーション講座監修。主著に『学び合う場のつくり方』『ワークショップ』『ファシリテーション革命』(共に岩波書店),『みんなの楽しい修行』(春秋社),『ファシリテーション 実践から学ぶスキルとこころ』(岩波書店)、『ファシリテーションで大学が変わる』(三田地真実との共著、ナカニシヤ出版)など多数。
■成田 喜一郎(なりた きいちろう)
学校法人自由学園副学園長・最高学部特任教授。越境する「学びと問いを共に呼び起こし引き出す試み/Education」の並進者(Co-translator)。
1952年東京生まれ。1978年早稲田大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。
1978年東京学芸大学附属大泉中学校教諭・副校長等を経て、2007年東京学芸大学教員養成カリキュラム開発研究センター教授、2008年から2017年まで同大学教職大学院教授、ESDカリキュラムデザインなど実践と理論の架橋・往還を行う。2010年、同大学主催「学校マネジメントリーダー塾」で三田地真実氏の協力を得て「教師のキャリア支援と持続可能な学校文化の構築」を実践。そこで「水の思想・川の組織論」を成田が講義、本邦初公開の「ライフヒストリー曼荼羅」ワークショップを三田地氏がファシリテーションを行う。
2018年より自由学園で自律的な学び(研修)のデザインに専念。その一環として2020年夏から*Lecture RADIO*のPodcast放送を開始。2020年日本ホリスティック教育/ケア学会会長。
■三田地 真実(みたち まみ)
星槎大学大学院教育学研究科(博士後期課程)教授。言語聴覚士。
米国オレゴン大学教育学部博士課程修了(Ph.D.)。2011年度より星槎大学に勤務し、2016年より全学にZoomを導入する提案を行う。以降、大学院ではほぼすべての授業をZoomで実施するに至る。2020年度は新型コロナ対策として、大学の授業のオンライン化を促進する統括として日々奔走中。主な著書に「保護者と教員のための応用行動分析ハンドブック」(金剛出版)、「スキナー重要論文集」(共訳、勁草書房)などがある。詳細は、Researchmapを参照。
「教職研修」の連載コラムと連動した「教職いろはがるた」をYoutubeで配信しています!https://bit.ly/37CjwuY
・毎朝、8:20~8:30にクラブハウス「気づきのマインドフルネス」にて、10分間、気づきのマインドフルネスの実践を配信中。朝、心を整えてから一日をスタートしませんか?
・練習用の動画もYoutubeにて配信中→ 「10分間気づきのマインドフルネス」
