会期中無休
平日12:00~19:00、土・日・祝・最終日12:00~17:00
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展示室A◆ 与偶人形作品展 「死神に 唸り、牙を剥く」
https://www.vanilla-gallery.com/archives/2023/20230928a.html
この度、ヴァニラ画廊にて人形作家・与偶の6年ぶりとなる個展を開催いたします。
与偶は高校進学後に球体関節人形の制作を独学し、2000年のグループ展初出品、2003年には初個展を開催、雑誌の連載から作品集の出版まで多くの作品を発表してきました。
与偶の人形作品は、一般的な解釈を拒絶するかのような、恐怖や怒りの視覚化とも言える異形の姿をしています。また一転して傷つき怯え、心の部屋に閉じこもった無垢な幼子のような姿も併せ持っています。 これらの両極なイメージを持つ作品は、与偶の精神状態の投影でもあり、人形の内側には作家の血液が塗り込められています。まさに血肉を分けて、精神と肉体を人形作品に注ぎ込み具現化されたものです。
また、与偶はオブジェやフィギュア作品も同時に制作し、自身の心のありようを多岐にわたって表現しています。立体作品を通して常に生の在り方を問い、模索し続ける稀有な作家です。
今個展では、与偶の初期の代表作品から、前回の個展以降に制作された作品までを一堂に展示販売いたします。また、2名の写真家による与偶作品の写真作品も同時に展示販売を行います。
写真展示:お耽美写真家Kay、田中流
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展示室B◆ユハ・アルヴィド・ヘルミナン展
この度、ヴァニラ画廊ではフィンランド出身のアーティスト、ユハ・アルヴィド・ヘルミナンの展覧会を開催いたします。
氏は歴史を通じて、権威、宗教、伝統の名のもとで、人々の個人的アイデンティティが、どのように秘匿化していくかという人間の暗い側面を「インビジブル・エンパイア(見えざる帝国)」 というシリーズを通して発表しています。今回の展覧会は作家の日本初個展となり、作品の展示販売も行います。人間の本質を問いかけ続ける、美しい漆黒の写真作品を是非ご高覧下さい。
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◆入場料
当日券:1000円(※当日券はオンラインチケットの空きがある場合のみ販売いたします)