1964年愛媛県生まれ。1987年横浜国立大学経済学部卒業、住友銀行(現・三井住友銀行)入行。大和投資顧問(現・三井住友DSアセットマネジメント)、第一生命経済研究所を経て2000年よりBNPパリバ証券。著書に『成長の臨界』など
【モデレーター】 東洋経済解説部コラムニスト · 野村 明弘(のむら あきひろ)
編集局解説部長
日本経済や財政・年金・社会保障、金融政策を中心に担当。業界担当記者としては、通信・ITや自動車、金融などの担当を歴任。経済学や道徳哲学の勉強が好きで、イギリスのケンブリッジ経済学派を中心に古典を読みあさってきた。『週刊東洋経済』編集部時代には「行動経済学」「不確実性の経済学」「ピケティ完全理解」などの特集を執筆した。
世界経済を翻弄するトランプ大統領。関税政策など保護主義的経済政策や「自国第一」の安全保障政策が目立ちますが、これらはすべて戦後秩序の大転換を示唆します。その先にあるのはドル一極体制の終焉や資産価格を支えた構造の変化です。この極めて刺激的なトピックを人気エコノミストと東洋経済コラムニストが語りつくします。
プログラム:
■テーマ1 「戦後秩序」国際ドル体制の終焉の始まり
・戦後のドル基軸通貨体制とは何だったのか
・トランプ2.0でそれがどのように変容したのか
・ポスト・ドル体制を考える。3つのシナリオ
■テーマ2 株価など資産価格の構造変化は起きるか
・21世紀の株高はなぜ起きたのか
・金価格高騰など足元の変化と資産価格をめぐる歴史的転換
<休憩>
■テーマ3 そして日本経済はどうなる?
・大転換が与える日本への影響
・日本の課題は「収奪的システム」からの脱却
(河野さんの著書等をベースに議論ができればと思っています)
■質疑応答