白濱 悠(しろはま ゆう)は、かつて天才子役と呼ばれた、成海咲良(なるみ さくら)の大ファン。
中里佳菜子(なかざと かなこ)と2人でコンクールを目指していた悠は、所属していた演劇部が部員不足による廃部危機となり、14歳で未成年喫煙でスキャンダルを起こし芸能界を追放された咲良をお芝居の世界に戻そうとするが、断られる。必死な悠の説得により条件付きで、演劇部入部を承諾する咲良。中学時代にいじめから救ってくれた悠と悠の幼馴染の武田佑樹(たけだ ゆうき)のことをとても大切に思っている佳菜子は、咲良に釘付けの悠と佑樹を見て、咲良に二人をとられた様な気持ちになってしまい折り合いが悪くなる。
自分の感情にうまく折り合いをつけられない少女達が、他人とぶつかりながらも自分と向き合い、前を向いて歩き出す物語。