Salicus Kammerchor第9回定期演奏会
ハインリヒ・シュッツの音楽vol.4
《白鳥の歌》
Heinrich Schütz <Der 119. Psalm (Schwanengesang)>
ハインリヒ・シュッツ《詩編119 白鳥の歌》
Salicus Kammerchorは第6回定期演奏会からハインリヒ・シュッツの音楽に取り組んでいます。シリーズ最終回となる今回は、彼の晩年の大作『詩編119』を演奏いたします。この作品集はシュッツが最後に作曲したことから《白鳥の歌》と呼ばれています。シュッツは自らの死への備えとして、自分の追悼説教の題辞として詩編119編第54節を選び、クリストフ・ベルンハルトにこのテキストに基づいたモテットの作曲を依頼しました。この曲が現存しないのは非常に残念ですが、完成し彼のもとに届けられたそうです。シュッツは自らもこの詩編119の全体に作曲し、これを生涯最後の作品として仕上げました。
今回はこの記念碑的作品を全曲演奏いたします。シュッツが生涯の最後に何を観たのか、皆様と共に味わう機会になればと思っております。
演奏:Salicus Kammerchor
指揮:櫻井元希
日時・会場:
2024年5月4日(土)台東区生涯学習センター2階 ミレニアムホール
2024年5月9日(木)豊洲シビックセンター5階 ホール
料金:
前売り一般4,500円/学生2,500円
当日一般5,000円/学生3,000円
お問合わせ:
メールsalicus.office@gmail.com/電話080-5400-7200(山内)(受付時間/平日19-22時土日祝11-21時)
Salicus Kammerchorは第6回定期演奏会からハインリヒ・シュッツの音楽に取り組んでいます。シリーズ最終回となる今回は、彼の晩年の大作『詩編119』を演奏いたします。この作品集はシュッツが最後に作曲したことから《白鳥の歌》と呼ばれています。シュッツは自らの死への備えとして、自分の追悼説教の題辞として詩編119編第54節を選び、クリストフ・ベルンハルトにこのテキストに基づいたモテットの作曲を依頼しました。この曲が現存しないのは非常に残念ですが、完成し彼のもとに届けられたそうです。シュッツは自らもこの詩編119の全体に作曲し、これを生涯最後の作品として仕上げました。
今回はこの記念碑的作品を全曲演奏いたします。シュッツが生涯の最後に何を観たのか、皆様と共に味わう機会になればと思っております。
Salicus Kammerchor
東京藝術大学バッハカンタータクラブのメンバーを中心に、2015年に結成。中世、ルネサンス、バロック期までの宗教声楽作品、特にJ. S. バッハの作品を演奏することを目的とする。団体名のSalicusは、装飾を伴うとされる上昇の「ネウマ」の名称に由来する。「ネウマ」とは、10世紀頃のグレゴリオ聖歌の記譜法である。Salicus Kammerchorでは、この歌心の粋を集めた「ネウマ」を解釈し、その歌唱法をグレゴリオ聖歌のみならず、ポリフォニー、そしてJ. S. バッハの演奏にも生かしていく。
いわゆる古楽的アプローチに甘んじることなく、むしろそれに対し常に疑問を投げかけながら、音楽の核心に迫る為に様々な角度からアプローチを試みる。特にJ. S. バッハの作品は、非常に広大なバックグラウンドを有し、ある一つの尺度では計れない多様性を持っている。そのためあらゆる可能性を排除せず様々な価値観を受け入れながら、先入観に囚われない柔軟な演奏解釈を目指す。
ホームページ
http://www.salicuskammerchor.com/
指揮:櫻井元希
広島大学教育学部第四類音楽文化系コース、東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業。同大学院古楽科をバロック声楽で修了。声楽を枝川一也、益田遙、寺谷千枝子、櫻田亮の各氏に、バロック声楽を野々下由香里氏に、合唱指揮をアレクサンダー・ナジ氏に、指揮を今村能氏に、古楽演奏を花井哲郎氏に、ヴォイストレーニングを小久保よしあき、岩崎ひろき各氏に、特殊発声を徳久ウィリアム氏に、スクリームをmahone氏に、インド古典音楽を寺原太郎氏に、武術を光岡英稔氏に師事。
Salicus Kammerchor、Ensemble Salicus、Chor Eleusisを主宰。フォンス・フローリス古楽院、コエダイr合唱団講師。東京藝術大学バッハカンタータクラブ2013-2015年度演奏委員長。ヴォーカル・アンサンブル アラミレ、リーダー。Ensemble XENOS、The Cygnus Vocal Octet、ジャパンチェンバークワイア、ヴォーカル・アンサンブル カペラ、古楽アンサンブル コントラポント等に所属。
http://genkisakurai.com/
Soprano : 相澤紀恵 鏑木綾 小林恵 徳田裕佳
Alto : 金成佳枝 上村誠一 高橋幸恵 渡辺研一郎
Tenor : 金沢青児 菊地海杜 佐藤拓 柳島耕太
Bass : 大村燎平 小藤洋平 鳳城昊 松井永太郎
Vne. : 角谷朋紀
Org. : 新妻由加
未就学児のご入場はご遠慮ください。
やむを得ない事情により出演者・曲目が変更になることがございます。あらかじめご了承ください。