宝くじ文化公演 日本舞踊公演 弧の会 「コノカイズム」
特色の異なる数々の流派が存在する日本舞踊界において、「日本の踊りの素晴らしさを未来に繋げよう」という熱い思いから、一線で活躍中の男性舞踊家たちが流派を超えて結成したユニット。1998年に結成以来、紋付・袴のみの「素踊り」を基本に、迫力に満ちた新作舞踊を次々と発表。中でも2000年初演『御柱祭(おんばしら)』は、新作としては異例の50回を超える再演を全国各地で重ね大反響を呼んでいる。また若い世代に向けた普及活動も精力的に展開中。
演目解説
< 月光 > 今回の大分公演のために、瀧廉太郎の「荒城の月」をモチーフに邦楽囃子集団・若獅子会が作曲し、弧の会が振付けた作品。音楽は小鼓・大鼓・太鼓・笛で構成される「邦楽囃子」。そして舞踊は紋付・袴のみの「素踊り」シンプルな形態同士の競演が想像力を刺激します。
< 猿蟹合戦 > ずる賢い猿が蟹を騙して殺め、その蟹の子に仕返しされるお馴染みの民話。
義太夫節版「猿蟹合戦」に、弧の会が誰もが楽しめるコミカルな振付を施した作品。
< 御柱祭 > 滑り落ちる大木に命懸けで挑む天下の奇祭。男たちの熱い思いをエネルギッシュに描いた「弧の会」の代表作。平成12年度 舞踊批評家協会賞・新人賞受賞、平成20年度 文化庁芸術祭賞・優秀賞受賞(舞踊部門)