人間は皆、大きな静寂の海から生まれる。
色や形が違えども、私たちは同じ生命体なのだ。
この作品は、スペインマドリッドにある「Centro Coreográfico María Pagés」マリア・パヘス財団のアーティスト・レジデンスに選出され制作が始まった。
人間愛・反骨精神・平和などをテーマにし、多様性の現代に生きる名もなき私達の人生讃歌を、伝統的なフラメンコを軸に表現していく。
出演者には、フラメンコの聖地アンダルシア、カンテフラメンコのゆりかご、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラから現在最も旬なフラメンコの歌い手、ダビ・ラゴスとギタリストのアルフレッド・ラゴスというフラメンコの巨匠たちをスペインから招聘。伝統的フラメンコはもちろんのこと、創作の分野でもトップレベルで、フラメンコ舞踊コンテンポラリーの巨匠イスラエル・ガルバン(Netfilixダンスドキュメンタリー作品「MOVE」の主役)とも共演し、世界を駆け回る唯一無二のフラメンコアーティスト兄弟である。
パルマ(手拍子)や踊りの三枝雄輔は、フラメンコ愛溢れる素晴らしい踊り手でもあり、日本フラメンコの守護神でもある。彼が持つフラメンコへの愛、リスペクトが日本いや、もはや世界のフラメンコ界を支えていると言っても過言ではない、真のフラメンコ界のリーダーだ。
ジャンルに囚われずに沢山の世界の芸術や音楽との交流し、アイデンティティを守りながら国際的に大活躍しているアイヌ歌手、床絵美。
坂本龍一とのコラボレーションや国際的ミュージシャンやコンテンポラリーダンスとの共演など、多分野で幅広く活躍している胡弓・三味線の本條秀慈郎。
これらの国際的に活躍している素晴らしい出演者達のもと、フラメンコの原点であるカンテとギターに寄り添いながら、中田自身の新たな人生を創作していく。
静寂なる祈りの時、私たちは研ぎ澄まされ、すべてを受け入れ、そして平和へと導かれていく。
主催 カヨコフラメンコスタジオ
後援 スペイン大使館、インスティトゥト・セルバンテス東京、(一社)現代舞踊協会、(一社)日本フラメンコ協会、Centro Coreográfico María Pagés
協賛 KFH(みんなで京都にフラメンコを広める会)