うつわと音楽、そして食べること
2023年10月15日(日)
open17:30 start18:00
7000円(料理つき)
ゆくい堂(台東区東上野4-13-9)
1部 うつわをえらぶ、料理をたべる
2部 音楽
3部 トーク うつわと音楽、そして食べること
出演:
瀬川辰馬(作陶)
寺尾紗穂(音楽)
藁谷志穂(料理)
「命を頂くとき、それが器に盛られる。命の最後を受け止める棺を作るつもりで作っています」
瀬川さんがそういった時、彼の作るうつわと私の生み出す音楽の間に橋がかかったように思いました。
一方、瀬川さんのうつわに「生命」を感じたという藁谷さんは、料理家の活動のかたわら不耕起栽培についても学びをふかめています。生と死と食べることをめぐるイベントを、この3人でしたらきっと面白い、そんな予感から生まれた企画です。
寺尾紗穂(音楽家・文筆家) ピアノ弾き語りアルバム「御身」でデビュー。映画の主題歌やCM音楽制作のかたわら、各地の古謡をさがし、発信する活動を続ける。また、ビッグイシューを応援する「りんりんふぇす」を10回主催、2024年からはこれまでの青山から山谷に場所を移しての実施を準備中。アルバム近作は「余白のメロディ」「流した涙の数だけ美しい虹がたつ」。著書新作は『日本人が移民だったころ』(河出書房新社)。
藁谷志穂 (料理と音楽 わらがやしほ) マクロビオティック料理教室のアシスタントを経て、東京から福島市に移転オープンした「食堂ヒトト」の立ち上げに携わる。プラントベース(植物性)のケータリングや「食べて識るふくしま」をテーマに料理をとどける。美しい電子音楽とレコードであたたかいグルーヴを生み出すDJでもある。今春から福島大学大学院食農科学研究科で、土と食味をテーマに不耕起草生栽培について研究。
瀬川辰馬(陶芸家) 1988年、神奈川県生まれ。 2011年に慶応義塾大学環境情報学部を卒業後、多治見市陶磁器意匠研究所デザインコースに入所し陶芸の基礎を学ぶ。2014年に同研究所を修了後、東京にアトリエを構え独立。 生命を受けとめる道具としての「うつわ」の機能に関心を持ち、これまでの陶芸史で用いられてこなかった素材や技法を駆使しながら独自のスタイルの日用食器を制作。年数回の個展を中心に、国内外で作品の発表を行う。