「限界ニュータウン」あるいは「限界住宅地」「超郊外住宅地」。
千葉県の北東部や外房方面には、そう呼ばれる分譲地が数多く存在する。
道路は狭く、公共交通手段もなく、上下水道なし、買い手もなく、荒れ地化したミニ住宅地。
そのような限界ニュータウンをひたすら探訪し、みずからも暮らしながら
ブログやYouTubeで情報発信してきた吉川祐介さん。
10月に上梓した書籍『限界ニュータウン』は発売から話題を呼び、多数のメディアで紹介。
著者の吉川さん自身も新聞紙面に「著者自身の正体が謎」と書かれたり、
「ウェブ投稿業」なる職業で登場したりと、
限界ニュータウン同様に謎の存在として注目を集めている。
「限界ニュータウン」とはなにか。吉川祐介とは何者か。
『限界ニュータウン』を2022年1番の本と評価し、
吉川さんのYouTubeチャンネル「資産価値ZERO」の大ファンでもある、
時代劇研究家の春日太一さんが、吉川さんから根掘り葉掘り聞きつくして、
限界ニュータウンと限界ニュータウンに迫る男の謎を解き明かす。
未公開のものも含め、吉川さんが持つ豊富な写真資料とともに
めくるめく限界ニュータウンのディープな世界へご招待します。