ピアニスト伊藤理恵による、オーストリアの名器ベーゼンドルファーの魅力を伝えるサロンコンサートシリーズ第6弾は、アルバム「ブラームス作品集〜不安と憧れ」全収録曲を中心に構成された、オールブラームスプログラム。10月の後期作品全曲演奏会を前に、ブラームスのすべての年代から選ばれた作品によるあたかも一つの物語のようなコンサートをベーゼンドルファーで聴く。
ブラームス:
主題と変奏 作品18(弦楽六重奏曲第1番より作曲者による編曲)
バラード 作品10より
ラプソディ 作品79-1
ピアノ曲集 作品76,116,118,119より
ピアノソナタ第3番 作品5 第2楽章
伊藤理恵(ピアノ)
1965年東京に生まれる。国立音楽大学ピアノ科を中退後一般職に従事するが、指揮にて音楽活動を始め、アマチュア・学生オーケストラの指揮、指導を行う。協奏曲の弾き振りでの共演を契機にピアノでの演奏活動を開始、1995年の初リサイタルを皮切りに、ブラームス後期作品全曲演奏会、ベートーヴェンピアノソナタツィクルスなどのリサイタルを開催。室内楽、オーケストラとの共演も多い。数年間の休止を経たのち、2011年に震災チャリティコンサートにて活動を再開、以後テーマ性のあるコンサートを意欲的に手がける。ベーゼンドルファーに深い愛着を持ち、その魅力をウィーンに縁の深い作曲家のプログラムで味わうシリーズコンサート「ベーゼンマニア」を複数の会場で展開中。また近年ベーゼンドルファー東京でのリサイタルにも数多く出演。本年はCHABOHIBA HALLでのリサイタルシリーズが進行中。独自の音楽世界観を持ち、緻密な解釈のもとに深い精神性を湛えた演奏が持ち味。主要なレパートリーはブラームス、シューベルト、ベートーヴェンを軸としたドイツ・オーストリア古典、ロマン派の作品。なかでもブラームスには定評があり、2002年にライブノーツレーベルよりリリースしたアルバム「ブラームス作品集〜不安と憧れ」は、「たいへんユニークな世界を持ち、聴きての耳と心をもその世界に惹き込んでしまいそうなピアニスト」(レコード芸術誌)「びっくりのスローテンポでも呼吸は決して乱れず、音符一つ一つの裏側まで、奥底までじっくりと引き出そうとした素晴らしい仕上がりの演奏」(音楽現代)などと高い評価を得ている。
使用楽器:ベーゼンドルファーモデル290インペリアル Nr.40689(1989年製)
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伊藤理恵ピアノリサイタル
ブラームス後期作品全曲演奏会
〜ベーゼンドルファーで紡ぎ出すブラームス晩年の心象風景〜
2017年10月29日(日) 14:00開演 CHABOHIBA HALL
https://t.livepocket.jp/e/brahms