川村亘平斎、トンチ、角銅真実duoによる『影絵と音楽』のサンセットライブ
インドネシア・バリ島の伝統影絵を現代的な文脈で捉え直し、新たな芸能のカタチを模索し続ける芸術家川村亘平斎の影絵が8年振りに山形ビエンナーレに帰ってきます。本公演、「オロチカラ〜なまぐさ天狗は龍を追う」は東北の山、天狗、龍をモチーフにした作品となります。スチールパン奏者のトンチ、マリンバ奏者の角銅真実を迎え、影絵と音楽のアウトドアライブを開催します。
そして日本の音楽シーンに新たな波を送り続ける注目のアーティスト、角銅真実。今年7月のフジロックフェスティバルでも素晴らしいライブを披露した角銅真実duo(角銅真実+巌裕美子)での演奏になります。
修験の山、瀧山(りゅうざん)をバックに行う2つのサンセットライブを是非お楽しみ下さい。
●角銅真実duo パフォーマンス
『刺繍をほどいてみる』
今回はチェロとのデュオで演奏をします。
初めて鴫の谷地沼を訪れた時
その深い鏡のような沼と山々、空、植物のエネルギーを
身体いっぱいに受けました。
景色という刺繍の糸を、
つまんでほどいてみるような、そんな時間をみなさんと過ごせたらと思っています。
●川村亘平斎とトンチの影絵と音楽
『オロチカラ〜なまぐさ天狗は龍を追う』
昔々、生き物たちが次々とゾンビになって、世界中を破壊し続けておりました。
ある日、ゾンビに襲われたカエルは、龍王ヶ池に住む天狗に助けを求めますが、この天狗、なまぐさで有名なヤツで、カエルの話を一向に聞きません。するとそこに、ゾンビ病の謎を解明するため旅を続けるモグラの博士が現れてこう言います。「ゾンビになったもの達を元に戻すには、命の源『オロチ』を見つけなければならない。」
ゾンビの襲来で森を追われた天狗とカエルは、モグラ博士に誘われ、『オロチ』が眠るチノハテ山へと向かうのでした。