四大学英語劇大会は80年以上の歴史を持つ伝統ある大会です。ひとつだ(一橋・津田塾)、慶應、立教、早稲田の5大学4団体が参加し、賞獲得を目指して競い合います!
1924年に第1回が開催され、今年で85回目を迎えます。その規模は学生の行う英語劇大会としてアジア最大級と言われています!
本大会は、台本選びに始まり、照明、音響、舞台装置や衣装、そして役者の英語や演技の指導に至るまですべて現役の大学生が行うことが特徴です。各団体がプロダクションとして約半年間、たった1回の公演に向けて劇作りに真剣に取り組み、本番に臨みます。
各プロダクションが目指すのは、Best Performer Prize (最優秀役者賞)・English Prize (最優秀英語賞)・Stage Effect Prize (最優秀舞台効果賞)・Grand Prize (総合優勝)の4つの賞を獲得することです。設けられた制限時間内で舞台装置の搬入から公演、搬出までを行うことが条件です。そのため、舞台上の役者だけでなく、劇に関わる全員が一分一秒に全力を注いでパフォーマンスに取り組んでいます。
80年以上の歴史があるこの大会ですが、毎年開催することは決して容易ではありません。 2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響により大会を中止せざるを得ない状況でした。今年度運営を担う3年生は、1年生で大会を経験することができずに悔しい思いをしました。また、今年度も感染対策の影響を考慮した運営を行う必要があり、例年以上に厳しい状況です。
さらに、これまで会場として使用していた志木市民会館で来年度から改修工事が行われるため、志木市民会館での最後の大会となります。長い歴史の中で節目となる今大会を、現役だけでなくOB・OGの皆様にとっても記憶に残る大会にしたいと考えております。
長く続く伝統を今後に引き継いでいくこと、日々全身全霊で活動に励む連盟員の成果を発揮する場として、また観客の皆様に感動を届ける場として四大学英語劇大会を成功させ、一同が学生生活を懸けて臨むこの大会を、皆さんの記憶に残る最高の大会にしたいです。

