「お座敷唄 ゆきの会」は、多彩なジャンルを扱う三味線演奏家 山本ゆきのが、小唄・端唄・俗曲・民謡などのお座敷唄だけをプログラムし、今に面白い粋な三味線をテーマにお届けする公演。この数年は、同じく江戸前な三味線音楽「長唄」を柱とし、その内容を小唄で綴る「構成曲」が好評となっています。
今回のテーマは長唄「鷺娘」。
1部は構成曲。2部はお座敷唄と新作初演でお楽しみいただきます。
<鷺娘のあらすじ>
道ならぬ恋に迷う白鷺の精は、人間の娘に姿を変えて恋に身を捧げたものの、やがては再び鷺の精に戻り、恋への執念を消すことができないままに、地獄の責めにあい、やがては雪の降り積もる中、命消えゆくのでした。
1部 構成曲 『雪に舞う』長唄「鷺娘」にのせて
歌舞伎舞踊の長唄「鷺娘」のストーリーを柱に、恋の心情を小唄とお話しで綴る構成曲。
2部 お座敷歌『月に舞う』
恋に迷う鷺娘。
恋の唄を、様々な切り口から秋の「月」と共にお座敷唄でお楽しみいただきます。
最後には、この度「鷺娘」を題材とた新作「月に舞う」をお届けいたします。