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しんどい親を持つ子どもに、大人たちができること  ~先生、近所の人、身近な大人たちにしてほしかったこと~

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しんどい親を持つ子どもに、大人たちができること  ~先生、近所の人、身近な大人たちにしてほしかったこと~

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    しんどい親を持つ子どもに、大人たちができること  ~先生、近所の人、身近な大人たちにしてほしかったこと~

イベント概要

INFORMATION

出演者

日 程

2018/8/2(木)

開場 12:30  開演 13:00  閉演 17:30

会 場

販売元

子どもの時、大人たちにしてほしかったこと
それを語ることで、今できることを知りたい。

親にけなされていたり、干渉されすぎている子ども、
放ったらかしにされすぎている子ども。
彼らを目の前にした時、
子どもや親、その家庭に対して
どのようなアクションを起こしたらよいのでしょうか?

子どもが親から明らかに「嫌なこと」を言われている時、
黙ったままでいたり、ニコニコと聞いていたとしたら
その行為を肯定していることになりませんか?

親と子のあいだに、他人が入って何か言うのは
けっこう、勇気がいります。

私には子どもの頃、過干渉な母について
「大変だね」とねぎらいの言葉をかけてくる大人たちがいました。
当時は、母の顔に泥を塗るようで
どう返答していいか分からないものでした。

あのときの大人たちの私に対する声かけ、
ねぎらいの行為や、励ましのまなざし、それらは
当時の私の過酷な現状を突然スッキリと変える
という効力は、まるでありませんでした。

しかし確実に言えるのは、
まったく無駄だったわけではなく、
過酷な環境でも私が健全に生きていく糧になっていた
ということです。
大人になってから気づきました。

その経験を踏まえ、
大人になった今、わたしたちに何ができるのか考えたい。
それがこのシンポジウムのねらいです。

進行・オーガナイザー 田房 永子


●出演者
進行 田房 永子 (漫画家・「母がしんどい」著者・本会オーガナイザー)
登壇 大谷 杏子 (駒場東邦中学高等学校教諭)
   菊池 真理子(漫画家・「酔うと化け物になる父がつらい」著者)
   杉山 春  (ルポライター「ネグレクト 真奈ちゃんはなぜ死んだか」著者)

●日時 8月2日(木) 13時00分〜17:30時 (受付開始 12:30)
●会場  東京・市ヶ谷 五番町グランドビル7階 KADOKAWAセミナールーム
●料金 3,000円 (税込)懇親会費用込み
●座席 全席先着順自由席です
    ●1歳未満の赤ちゃんのみ抱っこでの同伴ご参加可能(下記の注意書きを必ずお読みください)


■イベント内容(予定)■

以下の内容を予定しております。
 
 第一部 シンポジウム (13:00~16:00)

​【登壇者発表】
 
田房 永子
 大谷 杏子
 菊池 真理子
 杉山 春
 (各20分ずつの講演)​


​【登壇者4名による座談会スタイル】
​ 
参加者の方で、このテーマに関して言いたいこと・聞きたいことがあれば、
 申し込みの際、フォームにご記入ください。
 (フォームのURLは参加申し込みされた方にメールでお送りします)

 当日、この座談会の間に読み上げる場合があります。

【参加者のみなさんもお話ください】
 感じたことや考えを、その場で挙手してお話してください。
 お配りするアンケート用紙に書いていただいてもOKです。


【質疑応答】
 会場の皆さんからのご質問にお答えします。


 第二部 懇親会     (16:30〜17:30)
 
   飲み物を飲みながら、参加者同士で交流します。



■登壇者より■

田房 永子(たぶさ えいこ)
1978年東京都生まれ。子どもの頃から実の母による過干渉に悩み、29歳の時に両親と断絶。
その苦しみを描いたコミックエッセイ「母がしんどい」を33歳の時に発行した。1女1男の母。

自分の過干渉な母との葛藤を描いた「母がしんどい」が発行された時、
その反響に驚きました。
私を憐れむ声がとても大きかったからです。
とてもつらかった出来事は、
リアルタイムの子ども時代では大人たちに注視されることなく、
「よくあること」と流されてきました。
だけど漫画に書くと逆に、
私の親の言動を読んだ人たちの中の多くが
「こんな親、子どもを生む資格がない!」
と激怒する、という光景を見ることになりました。

そこで、私は自分の矛盾に気づきました。

誰も分かってくれない、という時には
「うちの親、こんなにひどいんです」
と誰かに知ってもらいたい。
「ひどいね。可哀相だったね」
と言ってもらえると癒される。

反対に、「田房さんの親は、異常者だ!田房さんは可哀相だ!」
と言われると、自分が誰よりも不幸な人間という感じがしてきて、
とてもみじめで、もうやめてくれ、と懇願したくなるのです。

こういうこともよくあります。
「私は田房さんのうちほどひどくはないんですけど」
という前置きのあとに自身の体験談を話されることです。
「私も父に顔をグーで殴られて育ちました」とか
「母親に褒められたことも抱っこされた記憶もありません」とか。
私は、父親にも誰にも顔をグーで殴られたことは人生で一度もありませんし、
母親に褒められたり抱っこされた思い出は胸の中にたくさんあります。
だけど、その記憶を凌駕するほどに、
大人になってからも続く両親の過干渉がとてつもなくつらかったのです。
むしろその温かい思い出があるからこその、つらさでもありました。
その「つらい」という言葉、気持ちだけがすべてだと思うんです。
つまり家庭内の「ひどさ」というのは、比べようがないと私は思っています。

「この人よりは、私は大変じゃないから」という考えは、
実は意外と、その"大変な"人を傷つけていたりします。
だから私は個人的に、児童虐待で死に至ってしまったというニュースを見ても、
「この子は私より大変だ」という感覚は持ちたくない、
という気持ちが強くあります。

なので今回、私が主催となって行うシンポジウムは、
敢えて、過干渉や教育虐待やネグレクトや肉体的虐待など、
起こりやすい家庭環境の違いで分けることなく、
すべて一緒にして「大人たちができること」を考えたいと思っています。

そのため、登壇者の方は、
高校の教諭として10代の子どもたちと接する現場で働いている大谷杏子さんと、
児童虐待の事件に造詣が深い杉山春さん、
そしてアルコール依存症の父についての漫画を描かれた菊池真理子さんにお願いしました。
みなさんそれぞれの視点でお話していただく予定です。

参加者の方の、子どもの有無や虐待経験の有無なんて、関係ありません。
どんな方でも、大歓迎です。
ぜひ、たくさんの方にお越しいただきたいです。


大谷 杏子(おおたに きょうこ) 
1981年生まれ。駒場東邦中学高等学校教諭

私立女子中高の勤務を経て、現在は私立男子中高で勤務。


生徒の悩みやつまづきを支えていこうとする時、
必ずといっていいほどつきあたるのがその生徒と保護者の方との関係です。
はじめに目をひくのは生徒とお母様との関係であることが多いのですが、
よくよく聞いていくうちに、お父様の存在が極端に強権的であったり、
また極端に希薄だったり、
「家族」という単位で考えざるを得ない状況が見えてきます。

私の勤務校には、いわゆる虐待を行うようなご家庭の子どもはいません。
皆教育熱心で、子ども思いの保護者の方ばかりです。
それでも、おそらく家族関係のゆがみが、
生徒の心を様々な形で苦しめているのです。

教育者として、親子関係で苦しむ生徒に何をしてあげられるのか。
また、子育てにおける協力者という立場で、
どこまで保護者の方の心に寄り添い、助けとなることができるのか。
日々の経験を元にして考えていきたいと思います。


菊池 真理子(きくち まりこ)
漫画家。埼玉県在住。アルコール依存症の父と、新興宗教信者の母との間に生まれるが、その異常性にまったく気づかないまま育つ。両親亡き後に刊行した「酔うと化け物になる父がつらい」では、周囲の大人の無関心、便乗虐待ともいえる態度にも話題があつまる。現在、秋田書店「エレガンスイブ」にて「生きやすい」連載中。 

「近所のあの子に、私がしてあげられないこと。多くの子どもに、私たちしてあげられること」


杉山 春(すぎやま はる)

東京生まれ。ルポライター。児童虐待、家族問題、ひきこもり、自死などについて取材してきた。
主な著書に『ネグレクト 真奈ちゃんはなぜ死んだか』(小学館文庫 小学館ノンフィクション大賞受賞)「ルポ 虐待」「自死は、向き合える』(岩波ブックレット) 『児童虐待から考える 社会は家族に何を強いてきたか』(朝日新聞出版)など。


親の認知を変えることはとても難しいと思います。
誰がどのようにするのでしょう。

ひきこもりの青年たちの取材をして来て、自信がなかったり、
社会に居場所がなかったりする男性たちが、
プロテインを飲んで身体改造に熱烈に取り組むところを何人も見てきました。
目黒区の事件に触れて、最初に思い出したのはそのことでした。
病理性の高い父親なのだろうと思いました。
父親は、本心から子どもの体を改造することが、
子どもの幸せだと思っていたのではないかとも思いました。
文字を書けることが子どものあるべき姿だと思っていたのかもしれません。

これを止めるためには、
父親が自信をもって、自分自身の人生を生きていくしかないわけです。
母子支援ということは言われますが、
こうした病理性を持つ父親、家族の治療の問題もあるのではないかと思います。

■販売元■ 

株式会社KADOKAWA

注意事項

※ 当日は12:30開場予定です。開場時間時点で会場前でお待ちの方がいた場合、整理番号の若い順から入場をご案内いたします。

※申込受付時・成立(不成立)時にメールを送信させていただきますので、必ず、ライブポケットからのメールが受信できるように設定してください。

※1歳未満の赤ちゃんのみ抱っこでの同伴ご参加可能です。会場内には授乳室や託児スペースの準備はありませんのであらかじめご了承ください。

※当日イベントの様子を弊社サイト内ページ、ソーシャルメディア(ブログ、Twitter、Facebook)、著者ブログ、映像配信サービスなどで利用するために撮影させていただく可能性がありますのであらかじめご了承ください。お顔が映りたくない参加者の方には十分配慮させていただきます。

※サービスの性質上、お申し込みのキャンセル、数量の変更はご対応致しかねます。プロジェクト内容をよく確認した上でお申し込みください。

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チケット販売情報

BUY TICKET

先着販売受付

受付日時

2018/7/10(火) 02:57 〜 2018/8/2(木) 13:00

おひとりさま4枚までまとめ購入が可能です。
コンビニ決済を選択された場合、申し込み翌々日の23:59までに入金いただかないとキャンセル扱いになりますのでご注意ください。

販売終了

しんどい親を持つ子どもに、大人たちができること

料  金

¥3,000

購入枚数

会員登録が必要です

当日12:30に開場予定です。開場時点で会場にお待ちの方に整理番号の若い方から順にご入場のご案内をさせていただきます。予めご了承ください。

入場方法(QRコードチケット)
・QRコードチケットは1人1枚必要です、事前にご用意ください
・QRコードが表示された画面、もしくは画面を印刷したものを入場時にご提示ください

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