これから先の社会をつくる
ひとりひとりの“私”
2022年7月15日に創立百周年を迎える日本共産党。経済最優先の新自由主義をおし進める自由民主党が長く政権を担う日本において、左派政党として独自の立ち位置を貫いてきた。
コロナ禍が続く2021年、本作は日本共産党の99年目の姿にカメラを向ける。夏の東京都議会議員選挙、秋の衆議院総選挙にのぞむ議員たちの活動をはじめ、入党から60年を超える古参の党員、共産党の機関紙である「しんぶん赤旗」編集部、若い世代の支援者、そして党の周りの人々をカメラは追う。東京オリンピック・パラリンピックが反対世論もある中で開催され、その一方繰り返される事業者への休業要請、市民へ自粛を求める風潮に、社会の分断は一層進んでしまった。自己責任、自助努力という言葉が頻繁に飛び交うなか、あるべき政治の役割とは何なのか、いまほど問われているときはないであろう。
最古の政党が歩んできた百年の歴史と
それを受け継ぐ若き世代を映した1年間の記録
本作の監督を務めるのは『わたしの自由について〜SEALDs 2015〜』の西原孝至。2010年代から日本の社会運動を撮り続けてきた西原監督は、人々や風景の中にカメラを構え、声を聞き、時に語りかけ、静かに被写体を見つめていく。経済格差、ジェンダー平等、気候危機…この国の数多くの課題に対して、政治は何ができるのか。そして日本共産党の姿を通して、いまの日本社会が浮き彫りになっていく…。
世界的に、“ジェネレーション・レフト” (左派的な世代)と呼ばれる若い世代が生まれ始めているいま、新しい社会の可能性と、その希望について、本作は世に問いかける。
創立100周年を目前にした日本共産党の現在を取材したドキュメンタリー。2022年7月15日に創立100周年を迎える日本共産党。新自由主義を推し進める自由民主党が長く政権を担う日本で、左派政党として独自の立ち位置を貫いてきた。コロナ禍の2021年、99年目の日本共産党にカメラを向け、夏の東京都議会議員選挙と秋の衆議院総選挙をめぐる議員たちの活動、入党60年を超える古参党員、共産党機関紙「しんぶん赤旗」編集部、若い世代の支援者などを取材。彼らの姿を通して現在の日本社会を浮き彫りにし、新しい社会の可能性とその希望について問いかける。「わたしの自由について SEALDs 2015」などのドキュメンタリー作品で知られ、2010年代から日本の社会運動を撮り続けてきた西原孝至が監督・撮影・編集を手がけた。

