選定基準は、
*原則として建築後50年を経過していること
*東京の景観づくりにおいて重要なものであること
*できるだけ建築当時の状態で保存されていること
*外観が容易に確認できること
そこで、105件の建造物を23コース(予定)に分けて、ご紹介します。
▼▼▼ 『東京都選定歴史的建造物をめぐる』 ▼▼▼
【開催日】12月20日(土)
※12/20(土)のみ、駒沢大学耕雲館(禅文化歴史博物館)に入館見学できます。
【時間】9:50~12:15(予定) ※集合9:50
【コース】二子玉川・駒沢コース
【集合】東急田園都市線・駒沢大学駅 改札口出口
【解散】二子玉川駅周辺
【参加費】1名 4,400円 ※税込み
※長谷川町子記念館・美術館の入館料(800円)を含みます
【募集人数】15名 *定員になり次第締切ます
【参加費支払】クレジットカードでの事前決済(VISA・MASTER・JCB)
【諸注意】
・本企画は現地集合、現地解散となり、交通費は各自負担となります
・解散時間は若干遅れる場合がございます
・雨天決行(ただし荒天の場合中止)※中止の場合、参加費は返金されます。
・本企画にはガイド1名が同行します。
【主催】大江戸歴史散策研究会
◆ 第12回『東京都選定歴史的建造物をめぐる』二子玉川・駒沢コース ◆
(16)【駒沢大学耕雲館(禅文化歴史博物館)】
設計:菅原栄蔵 昭和3年(1928年)竣工
堂々とした風格を備えた鉄骨鉄筋コンクリート造り、スクラッチタイル貼りの「耕雲館」。旧新橋演舞場、銀座サッポロライオンビヤホールなどで著名な菅原榮蔵の設計で、昭和3年(1928年)に図書館として建設されました。現在は「禅文化歴史博物館」として広く公開しています。
(47)【清明亭】
設計:大江新太郎 昭和6年(1931年)竣工
東京都立深沢高等学校にある清明亭は、わかもと製薬創業者の長尾欽彌とよね夫妻の屋敷の中に建てられた離れでした。鉄筋コンクリート造りの地下室の上に建てられた和風の木造2階建ての建物です。内部には洋室もあって、和洋折衷のデザインが取り入れられ、当時の流行がみてとれます。地形をうまく利用して、崖に張り出すように建てられた外観も特徴的で、見どころの一つになっています。昭和38年(1963年)に都立深沢高校の敷地になりましたが、離れは残され、学校施設として利用されています。
(5)【静嘉堂文庫】
設計:桜井小太郎 大正13年(1924年)竣工
静嘉堂文庫は、岩崎弥之助が1892年(明治25年)、神田駿河台(東京都千代田区)の自邸内に創設した文庫「静嘉堂」を起源としています。弥之助は、和漢の古書や古美術品の収集を熱心に行いました。1908年の弥之助死後、その子岩崎小弥太は、父の遺志を受け継ぎ、文庫を拡充し、1911年には岩崎家の高輪別邸(東京都港区、現・開東閣)に移転。
さらに1924年には弥之助の墓の隣接地に、桜井小太郎の設計で静嘉堂文庫を建て、広く研究者への公開を開始しました。世田谷区の美術館は、2021年に閉館。2022年10月1日に東京都千代田区丸の内の明治生命館に移転し「静嘉堂文庫美術館」として再開館しました。
(6)【岩崎家玉川廟】
設計:ジョサイア・コンドル 明治43年(1910年)竣工
設計を依頼されたコンドルは、三菱と縁の深い建築家。三菱一号館(再建。現美術館)の他、湯島の岩崎本邸、高輪別邸(現関東閣)や、深川別邸(現清澄庭園)等、三菱のビルや、岩崎家邸宅を数多く手掛けています。
この霊廟は、西欧的な霊廟+中国の青銅器+日本の狛犬。煉瓦造り構造。外壁は石積です。正面の青銅扉には、中国古典のレリーフが。二十四人の孝行者の話を集めた“二十四孝”。例えば、冬に魚が食べたいと言った母のため、氷の池で裸になり、体熱で氷を解かして魚を手に入れた男の話など。
◇【長谷川町子記念館・美術館】
美術館 設計:伊佐ホームズ 昭和60年(1985年)竣工
記念館 設計:伊佐ホームズ 令和元年(2019年)竣工
長谷川美術館として開館。建物は長谷川町子の著作を刊行していた姉妹社の書庫・流通センター跡地に建設。1992年(平成4年) - 初代館長、長谷川町子亡き後、長谷川町子美術館に改名。二代目館長として長谷川毬子が就任。2020年(令和2年)、長谷川町子生誕百年を迎え、美術館の分館として長谷川町子記念館を開館しました。
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大江戸歴史散策研究会 歴史ガイド:瓜生(ウリウ)
【電話】050-3626-6622 【mail】uryu1023@gmail.com
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