選定基準は、
*原則として建築後50年を経過していること
*東京の景観づくりにおいて重要なものであること
*できるだけ建築当時の状態で保存されていること
*外観が容易に確認できること
そこで、105件の建造物を23コース(予定)に分けて、ご紹介します。
▼▼▼ 『東京都選定歴史的建造物をめぐる』 ▼▼▼
【開催日】11月15日(土)
【時間】9:45~12:15(予定) ※集合9:45
【コース】高田馬場・新宿コース
【集合】JR山手線・高田馬場駅(早稲田口)改札口出口
【解散】新宿駅周辺
【参加費】1名 7,300円 ※税込み
*新宿御苑の入場料(500円)は、各自のSuica・PASMOで入場いただきます。
【昼食】叙々苑 新宿中央東口店 焼肉ランチ
焼物、エビ焼※焼物は和牛肉の合わせ加工肉です。
漬物、サラダ、ナムル、ライス、スープ、デザート、ランチドリンク
【募集人数】11名 *定員になり次第締切ます
【参加費支払】クレジットカードでの事前決済(VISA・MASTER・JCB)
【諸注意】
・本企画は現地集合、現地解散となり、交通費は各自負担となります
・解散時間は若干遅れる場合がございます
・雨天決行(ただし荒天の場合中止)※中止の場合、参加費は返金されます。
・本企画にはガイド1名が同行します。
【主催】大江戸歴史散策研究会
◆ 第11回『東京都選定歴史的建造物をめぐる』高田馬場・新宿コース ◆
(12)【日立目白クラブ(本館及び別館)】
設計:宮内省内匠寮 昭和3年(1928年)竣工
東京市四谷にあった学習院が、1894年(明治27年)の地震により大きな被害を受け、地盤の良いところへの移転計画が待ち上がりました。その際、校舎を北豊島郡高田村(現:豊島区目白)に移転する決定を下したのが、学習院院長の公爵・近衛篤麿でした。新校舎は1909年(明治41年)に完成しました。大正末期に近衛家は学習院に土地を譲渡。1928年(昭和3年)に昭和寮が竣工しました。イギリスの「イートン校」の寄宿舎を模範にしたとされています。
1953年(昭和28年)、この建物を日立グループが譲り受けました。
(44)【聖母病院】
設計:マックス・ヒンデル 昭和6年(1931年)竣工
スイス人マックス・ヒンデル氏の設計により、本館が建築されました。ヒンデルは、大正13年(1924年)38歳の時に来日。建築設計事務所を開設し、昭和10年(1935年)に事務所を閉めるまでの間、聖堂、修道院、キリスト教系の学校(ミッション・スクール)や病院を手がけました。聖母病院は、創立以来、キリスト教の愛の精神に基づき、国籍、信仰、貧富を問わず、国際病院として医療を必要とするすべての人々に奉仕しています。
(80)【紀伊國屋ビルディング】
設計:前川國男 昭和39年(1964年)竣工
紀伊國屋書店の創業者・田辺茂一が創業の地である東京・新宿に本社ビルを建設しようと、ル・コルビュジエに師事したモダニズム建築の旗手・前川國男に設計を依頼しました。ビル正面の打ち込みタイルの湾曲した両袖壁と、それをつなぐコンクリートの反り上がったバルコニー庇が、街行く人を建物にいざなう表情を示し、前川國男が「何か一息つける場所を造りたい」と考えて設けた1階の広場は、格好の待ち合わせ場所を人々に提供しています。
(53)【伊勢丹本店本館】
設計:清水組 昭和8年(1933年)竣工
明治19年(1886年)神田明神下に伊勢屋丹治呉服店として創業した「伊勢丹」が、新開地である新宿に百貨店として進出することになったことが発祥の原点。大正15年(1926年)に竣工した「ほてい屋」が、昭和8年(1933年)に伊勢丹に買収され、昭和10年(1935年)に建物も合体されました。当時欧米で流行していた建築様式アール・デコをデザインの随所に取り入れ、低層部の石の彫りこみやブロンズのレリーフなど建設当時の面影を見ることができます。
(54)【新宿御苑旧御涼亭(台湾閣)】
設計:森山松之助 昭和2年(1927年)竣工
昭和天皇の御成婚(1924年)を記念して、当時の台湾在住邦人の有志の寄附により建設されました。屋根の形や色、内部装飾などで中国の建築にならっている、日本では数少ない本格的中国建築のひとつです。柱に台湾杉、天井の鏡板に台湾扁柏や台湾桧など、台湾から取り寄せた部材が多く使われています。設計は台湾総督府など台湾の多くの官庁建築を手がけた森山松之助です。
◇【新宿御苑・旧洋館御休所】*国重要文化財
設計:佐藤功一、佐藤武夫 構造設計者:内藤多仲 昭和2年(1927年)竣工
明治29年(1896年)に建設された木造平屋の建物です。この建物は温室付属の洋館で、皇族が温室を訪れる際の休憩施設でしたが、その後増築を繰り返し、大正13年(1924年)にほぼ現在の姿となり、ゴルフやテニスのためのクラブ・ハウスとして使われた時代もありました。保存・改修工事にあたっては、大正13年(1924年)の姿に戻すよう、特に旧御居間、旧次之間については、壁紙・カーテン・敷物・家具調度品に至るまで復原しています。
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大江戸歴史散策研究会 歴史ガイド:瓜生(ウリウ)
【電話】050-3626-6622 【mail】uryu1023@gmail.com
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