今年の夏季限定新コースを企画いたしました。夏季限定新コースは、サントリー美術館『徳川美術館展 尾張徳川家の至宝』勉強会&見学会です。まずは、日比谷図書館の小ホールで展示品の勉強会(10:15〜11:45)を実施。その後、電車で移動し、サントリー美術館のある東京ミッドタウンでランチ(12:30〜13:30)をした後、サントリー美術館『徳川美術館展 尾張徳川家の至宝』を見学(13:30〜)していただきます。館内では皆さんを引き連れてのご案内はできない場合もあります。その際は各自、勉強会で配布した私の資料をもとに、展示物を鑑賞していただきます。
展示品は、徳川御三家の筆頭であった尾張徳川家に受け継がれてきた数々の重宝を所蔵する徳川美術館。年長の徳川義直(尾張徳川家藩祖)だからこそ、徳川家康の遺品「駿府御分物」の中でも一番多くの貴重な逸品を拝領しました。また尾張徳川家歴代当主や夫人たちの遺愛品、刀剣、茶道具、香道具、能装束など、尾張徳川家の歴史と華やかで格調の高い大名文化の品々が展示されます。見どころは、屈指の名品として知られる国宝「源氏物語絵巻」と、三代将軍家光の長女千代姫が婚礼調度として持参した国宝「初音の調度」です。
【大江戸歴史会員限定】<夏の特別企画>
▼▼▼ サントリー美術館『徳川美術館展 尾張徳川家の至宝』勉強会&見学会 ▼▼▼
【開催日】7月7日(日)
【時間】10:00~15:00(予定) ※集合10:00
【コース】日比谷図書館~東京ミッドタウン~サントリー美術館
【集合】日比谷図書館前 *日比谷図書館は10時開館です。
【解散】サントリー美術館
【募集人数】17名限定
【参加費】1人 9,800円 ※税込み・小人同額
★サントリー美術館『徳川美術館展 尾張徳川家の至宝』入場券
★日比谷図書館小ホールでの事前勉強会
【昼 食】東京ミッドタウン「酢重ダイニング六角」 ランチコースA
【参加費支払】クレジットカードでの事前決済(VISA・MASTER・JCB)
【諸注意】
・本企画は現地集合、現地解散となり、交通費は各自負担となります
・雨天決行(ただし荒天の場合中止)※中止の場合、参加費は返金されます。
【主催】大江戸歴史散策研究会
【行程】
<集 合>日比谷図書館前(10:00)
<勉強会>日比谷図書館・小ホール(10:15~11:45)
<移 動>東京メトロ日比谷線・霞ヶ関駅~六本木駅(12:00〜12:10)
<昼 食>東京ミッドタウン「酢重ダイニング六角」(12:30〜13:30)
<鑑 賞>サントリー美術館(13:30〜15:10)
<解 散>サントリー美術館(15:10~)
【歴史ガイド】瓜生(ウリウ)
【電話】090-2566-1948
【mail】uryu1023@gmail.com【見どころ】
「源氏物語絵巻」とは、紫式部が著した「源氏物語」を絵画化した絵巻物のことです。平安時代中期に評判となった憧れの貴族社会の恋愛物語が、平安時代後期の一流画家や書道家達によって、数多く具象化されました。中でも現存する最古の源氏物語絵巻は、徳川美術館所蔵の「徳川家本」と五島美術館所蔵の「蜂須賀家本」です。徳川家本は、徳川家康が大坂夏の陣の戦利品として押収し、徳川義直に「駿府御分物」として渡されたました。徳川家本は絵15図、詞書16段です。今回は期間中、絵4図(柏木三、横笛、橋姫、宿木二)が展示期を分けて展示されます。
「初音の調度」は、3代将軍家光の娘千代姫が、尾張徳川家2代光友に婚嫁する際持参した調度で、室町時代以来の蒔絵師である幸阿弥家10代の長重が製作に当たりました。
徳川家の婚礼調度品の中でも最高峰のものとされます。千代姫の婚礼調度は、調度の意匠が『源氏物語』の「初音」の帖に因んだ「初音の調度」と、同じく「胡蝶」の帖に因んだ「胡蝶の調度」があります。今回は期間中、「初音蒔絵旅眉作箱」「胡蝶蒔絵将棋盤・駒箱」が展示期を分けて展示されます。