【ヴェネチア・ビエンナーレ出展作家、安野太郎の新作公演!】
京都芸術センターの、元小学校という歴史を強く感じさせる空間を生かし、毎回様々なプログラムを展開しているKAC Performing Arts Program / Music。今回は作曲家、安野太郎によるプロジェクト「ゾンビ音楽」の、5年ぶりとなる新作公演を開催します。
「『大霊廟Ⅲ』ーサークル・オブ・ライフー」は、音楽行為や表現をめぐるエコシステムをテーマにしています。本公演の制作のために安野らは、音楽をめぐる価値づけや、音楽を取り巻く労働や社会生活の実態について、様々な立場で音楽に関わる音楽家へのアンケート調査やインタビュー取材を行いました。今回の公演は、これらの取材成果と新旧のゾンビ音楽とを織り交ぜて構成されます。
ゾンビ音楽を奏でるのは、ゾンビオペラ『死の舞踏』(フェスティバル/トーキョー15, 2015)で初登場した高さ4メートルの櫓による大ふいご装置。これまで人間と全く異なる存在であると考えられてきた「ゾンビ」たちが、人間と美学の悲喜交々を音楽で彩る「ゾンビ音楽」の新たな展開に、ぜひご期待ください。