(第13弾)オンライン教育セミナー
自閉スペクトラム症のある子の「できる」をかなえる!
「構造化」のための支援ツールを学ぼう!
8/22(日)午前10時~12時
※見逃し配信あり!(1週間)
本セミナーでは、自閉スペクトラム症(以下、ASD)など、特性のある子どもの行動の背景をしっかり理解し支援していく方法について学びます。
ASDのある子どもたちに寄り添う手立ては、視覚的に提示されると理解がしやすい彼らの学習スタイルを支援する側が知ること、さらにその個々の特性に応じて理解を助けていくことです。こうすることで、子どもたちの不安を取り除き、子どもたちとの信頼関係を築いていくことができます。
その大きなポイントは、「モノを介してコミュニケーションする」ということです。
本セミナーでご紹介する「構造化」とは、個別の特性や好み、強みを活かした合理的配慮といえます。ASDのある人には、言葉による情報のやり取りの苦手さや対人関係の困難さを抱えやすい特性があります。そのため、支援者には、具体的なモノ(アイデア)を提案しながら対話を重ねる柔軟性と発想力が必要です。
本セミナーでは、ASDのある人の理解を助け、「できる」を導くための考え方や具体的な方法について、実践例を交えて紹介いたします。また、その実践例に対し、理論的な視点からも整理します。参加者の皆様が、それぞれの現場で明日からの実践へと生かせるスキルと意欲を高められる、そのような内容をお届けすることができれば大変嬉しく思います。
先手の支援を創造しながら、子ども達の安心を支えていく。このことが、良き支援者としての成長と喜びに結びついていくものと信じています。
多くの方のご参加をお待ちしております。
●参考図書
1)自閉スペクトラム症のある子の「できる」をかなえる! 構造化のための支援ツール 個別編
2)自閉スペクトラム症のある子の「できる」をかなえる! 構造化のための支援ツール 集団編
●講師プロフィール
佐々木敏幸(ささき・としゆき)先生
東京都立港特別支援学校 研究主任。修士(美術/教職)。青年海外協力隊(エジプト・美術)を経て現職。
<主な著作>
共著『美術の授業のつくりかた』(武蔵野美術大学出版局)、分担執筆『よくわかる!自閉症スペクトラムのための環境づくり』(学研プラス)、『特別支援教育の実践情報』(明治図書)で連載『広がれ!自分らしさを引き出す「おもしろ」図工・美術の授業』2020〜2021年度担当(明治図書)
縄岡好晴(なわおか・こうせい)先生
大妻女子大学人間関係学部人間福祉学科 助教。修士(教育学)。社会福祉士、精神保健福祉士、臨床発達心理士。千葉県発達障害者センター係長などを経て現職。
<主な著作>
共訳『発達障害の人の就労アセスメントツールBWAP2』(合同出版)、分担執筆『これからの「共生社会」を考える 多様性を受容するインクルーシブな社会づくり』(福村出版)、『就労支援サービス:雇用支援雇用政策』(弘文堂)