真夏の夜のギター、ゆらめく音色。
穏やかで優しい旋律とハーモニーで独特の空気感を生み出すギタリスト坂ノ下典正。
彼がギターに指をかけると、あたりの空気はまろやかに溶け出します。
『BEAU PAYSAGE la montagne 2017』の CDブックに彼の楽曲「Horizon」を収録したことをきっかけに今回のコンサートが実現しました。
タイトルは『SAKANOSHITA NORIMASA ON A SUMMER'S DAY』。1958年のアメリカのニュー・ポート・ジャズ・フェスティヴァルの夏のある日をとらえたエヴァー・グリーンなドキュメンタリー映画『真夏の夜のジャズ』にオマージュを捧げ、当日は彼自身のレパートリーに加えて劇中の曲を何曲か演奏します。まどろむように響くナイロン弦のアコースティック・ギターと幻想的なParker Flyのエレクトリック・ギターを楽曲に合わせて使い分け、夏の夜の海にたおやかに揺れる波紋のような繊細な演奏を聴かせます。
歴史の息づかいが聞こえる天満教会のアーチ状の天井に、坂ノ下典正の美しいギターの音色が響く真夏の一夜をお楽しみいただきます。
resonance music HP
http://www.resonancemusic.jp/170804_sakanoshita/
坂ノ下典正(ギタリスト) Biography
1976年生まれ。音楽の基礎にと、幼少時からピアノの習得を勧められる。高校でクラシックギターに触れ、セゴビアやタレガなどの近代音楽に傾倒。大学時にジャズや即興音楽に触れ、ライブ活動を開始。卒業後拠点を東京に移し、ジャズ、ボサノヴァ、即興、映像や絵画とのコラボレーション等、多種多様なジャンルで活動中。
Someone's Garden Recordsより、ソロ・ギター作品、『Actual Relief』(09)、『Meditation』(10)、Horizon』(13)、Echostics名義で『Someone's Garden』(11)、2016年4月Weissより『都市の目覚め』をリリース。2017年11月にresonance musicのワインをイメージしたコンピレーションCD BEAU PAYSAGE la montagne 2017に「Horizon」の楽曲を提供。2017年12月に早稲田スコットホールのharuka nakamura ensemble にギタリストとして参加、12インチアナログLP『CURTAIN CALL』にguitar solo収録。