最初の一音からキケ・シネシの音が聴こえてくる。清らかな水が流れるような美しく詩情にあふれたそのギターの音色は、大きな包容力で聴く人の心を包み込みます。カルロス・アギーレの盟友であり、日本を深く愛する彼が新しいアルバム『Pequenos mensajes sonoros 〜 小さな音のことづて』のリリースに合わせて、単独では初めての日本公演を行います。
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Quique Sinesi 〈ギタリスト〉
1960年、ブエノスアイレス生まれ。 タンゴやフォルクローレをベースに、ジャズ、クラシックなどを織り交ぜ詩情にあふれた演奏を聴かせるギタリスト。7弦ギターをメインに、チャランゴ(南米アンデス地方の伝統的弦楽器)、ピッコロ・ギター(高い音域のギター)、そしてアコースティック・ギターを卓越した技術で自在に弾き分け、イマジネーション豊かに瑞々しい音色を響かせる。
14歳でプロとして活動を始め、20代前半でバンドネオン奏者ディノ・サルーシ・カルテットのギタリストとしてヨーロッパ・ツアーに抜擢されて以降、パブロ・シーグレルやチャーリー・マリアーノ、マルセロ・モギレフスキー、ペドロ・アスナール、ルーベン・ラダ、フアン・ファルー、カルロス・アギーレなど多数の音楽家と共演し作品を吹き込む。
盟友でもあるカルロス・アギーレと2012年にテュオ・ツアーで初来日。そのツアーで訪れた日本の7つの都市の印象を描いた楽曲で構成された『7 sueños(7つの夢)』と、大切な家族への想いを綴った楽曲を中心に構成された『Familia(家族)』の2枚組のアルバムを2014年にリリース。2018年には、新作『Pequenos mensajes sonoros 〜 小さな音のことづて』のリリースに合わせ単独では初の日本ツアーを開催。