MARCH 2018
<逗子葉山映画女子のススメ 第3弾>
特別企画として、葉山に生まれ育ち、大学で映画評論を学んだ高木雛氏(22歳)を
プロデューサーに迎え、地元に映画館を作るという目標に向けて
「地元の人に見せたい映画」を上映する企画、
題して、
逗子葉山映画女子のススメ
を3回に渡り開催します。
第3弾の上映作品は
(上映時間 105分)
上映後には、高木雛による映画評論トークを開催!
【 『この世界の片隅に』片渕監督、処女作です】
こころのちから
誰の手にも、思い描いたことを実現する力がある。
〈INTRODUCTION〉
『この世界の片隅に』(2016)で一躍脚光を浴びた片渕須直監督が8年の構想を経て2001年に公開した劇場長編アニメーション初監督作品。ダイアナ・コールスによってフェミニスト視点で書かれた童話『アリーテ姫の冒険』を監督自ら脚色した。
「自分は、本当は何ができるんだろう?」「どうしてここでこんなことをしているのだろう?」…。誰もが生涯に一度は感じたことのある不安や疑問。『アリーテ姫』を観終わった後には、そんな自分の周りにあるしがらみが一掃されたような気分になる。
アリーテは〈お姫様〉として生まれてきた。与えられた環境に縛られて、自分に自信を持てない中、自分を信じ、励まし、自分の可能性を探して、本当の自分自身を発見していく。
主人公のアリーテ姫には、“今置かれている環境に不満を持つ等身大の人物=自らの存在意義を見出せずにいる現代人”の孤独感・孤立感が投影され、ここに従来の“シンデレラ姫”や“白雪姫”のような王子様に助け出されるのをただ待っているだけの受け身のお姫様ではなく、自分の意志で未来を切り開いていく行動的な新しいヒロイン像が誕生した。
この作品には「誰の手にも、思い描いたことを実現する力があるんだよ」という片渕監督の強いメッセージが込められている。大人から子供まで、自分に迷い、自分にできる何
かを探しているすべての世代の人たちに観て欲しい、心の冒険の物語である。
〈STORY〉
時は中世。花婿となる男性が現れる日まで、無垢な身で居続ける為に城の塔に封印されているアリーテ姫。彼女は秘密の抜け穴から度々城下に抜け出しては、そこに暮らす人々の生活を覗き見、何の取り柄のない自分にも人並みに生きる資格があるのではないかと考えるようになっていた。
ある日、アリーテ姫の婿選びが行われている城内に、千年の昔に滅び去った魔法使いの生き残りであるボックスが現れ、言葉巧みに彼女との結婚を重臣たちに承諾させる。ボックスの城に連れて行かれたアリーテ姫であったが、ボックスに魔法をかけられた上、そこでも地下牢に幽閉されてしまう。
3月28日(水)9:45 開映|12:00 終映
逗子文化プラザ さざなみホール
前売券 1,000円/当日券 1,200円(税込)
主催:ピクチャーズデプト
〈作品情報〉
監督:片渕須直
上映時間:105分/公開:2001年/配給:STUDIO4℃
キャスト:桑島法子、小山剛志、高山みなみ、沼田祐介、こおろぎさとみ、佐々木優子
監督・脚本/片渕須直/キャラクターデザイン:森川聡子/作画監督:尾崎和孝
美術監督:西田稔/CGI監督:笹川恵介/色彩設定:林亜揮子/音響監督:早瀬博雪
編集:瀬山武司/プロデューサー: 田中栄子
世界中の映画を湘南で。見逃したあの話題作をスクリーンで。
ピクチャーズデプト・シネマセレクション
映画公式サイト http://arete.kuroburue.com/
ピクチャーズデプト http://www.picturesdept.com


