MARCH 2018
<逗子葉山映画女子のススメ 第2弾>
特別企画として、葉山に生まれ育ち、大学で映画評論を学んだ高木雛氏(22歳)を
プロデューサーに迎え、地元に映画館を作るという目標に向けて
「地元の人に見せたい映画」を上映する企画、
題して、
逗子葉山映画女子のススメ
を3回に渡り開催します。
第2弾の上映作品は
(上映時間 108分)
上映後には、高木雛による映画評論トークを開催!
【 横須賀・ドブ板通りを、豚が埋め尽くす。】
巨匠・今村昌平監督の(1926〜2006)の監督5作目。
横須賀の軍港は、1945年第二次世界大戦の敗戦をもって連合国軍のアメリカ海軍に接収さ
れ、アメリカの軍港となった。占領終了後は、1952年発効の「旧・日米安保条約」の批准
を受け、アメリカ海軍が引き続き軍港とし、生活及び娯楽施設などを拡充し現在に至っている。
本作は、基地の街で繰り広げられる異色青春純愛ドラマである。
土地の持つ特異な記憶を描写した作品であり、映画史上決して無名の作品ではないが、
地域の人々にとっての認知度は思いのほか低い。
土地の記憶の継承のために、是非地元の人に見てもらいたい一作だ。
群れを成す豚のシーンは圧巻のエネルギー。
スカジャン姿の若き日の長門裕之が桑田佳祐と瓜二つであるところも、見所のひとつ。
STORY
基地の街・横須賀を舞台に、米軍の残飯で豚を飼うやくざ達と、
米兵相手に身体を売る女達
(パンパン)を描いたブラックコメディ。
港に軍艦が入ると、水兵相手のキャバレーが立ち並ぶドブ板通りは賑わいを見せる。
この町をシマとする日森一家は米軍の残飯を流用した養豚でひと儲けを企んでいた。
主人公の欣太(長門裕之)は日森一家に使われているチンピラだ。豚の飼育係を任されなが
ら、恋人の春子(吉村実子)と一緒になる日を夢見ている。一方、春子は街の人々の醜さに
嫌気が差し、欣太に地道な暮らしを説いてはケンカになっていた。
欣太は組織の内輪揉めに巻き込まれ破滅の道を歩み始める。
騙されていた。追いつめられた欣太はドブ板通りの真ん中で機関銃をぶっ放し、
おびただしい数の豚を通りに放つ。
世界中の映画を湘南で。見逃したあの話題作をスクリーンで。
ピクチャーズデプト・シネマセレクション
映画Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%9A%E3%81%A8%E8%BB%8D%E8%89%A6
ピクチャーズデプト http://www.picturesdept.com


