にもオーケストラオイリュトミープロジェクト愛知公演「はばたけ 心のうた」
ルドルフ・シュタイナーが生んだ舞台芸術オイリュトミーによる、日本初のオーケストラ・オイリュトミー上演の愛知公演が実現しました。
にも代表 小林裕子より 皆様へのごあいさつ

私ども《にも オーケストラ・オイリュトミー プロジェクト》は、ドヴォルザーク作曲交響曲第9番「新世界より」の公演へ向け、2021年夏に発足いたしました。日本では初となるオーケストラによるオイリュトミー公演の実現に向け、全国各地から集まったオイリュトミストたちは、日々の練習に励んでおります。
この厳しい時代にあって、〈にもかかわらず 生きる〉困難や勇気を、希望や祈りを、それが心の歌となり全身の動きとなって羽ばたいていく喜びを、私たちはオイリュトミーを通して多くの方々と分かち合いたいと願っています。
オーケストラオイリュトミーでは、私たちは弦や管・打楽器など異なる特徴を持つ楽器から生まれる「うた」となって動きます。ゲーテの色彩論に基づく照明には、あたかも「色が生まれる瞬間」を体験されることでしょう。総勢26名によるオイリュトミーアンサンブルが響き合い多彩に織りなす空間を、お楽しみいただければ幸いです。
指揮者からのメッセージ
三澤洋史(オーケストラにも 指揮者)
今年の8月のタイミングでオーケストラ・オイリュトミーに取り組むことができるのは、まさに天からの贈り物だと思います。本来ならパルチヴァールをやるかもしれなかったこの夏のスケジュールに、様々な理由でぽっかりと穴が空いたところにその話が飛び込んできたからです。
オーケストラのメンバーも、どんな奏者がどれくらい参加してくれるか未知数だったのですが、愛知公演の開催が決まったことがきっかけとなり、結果的に、ぼくがいちばん信頼しているオーケストラの仲間たちが集まってくれて、トップ奏者である彼らとまた舞台ができるということになりました。
この天の恵みによって、自分とオイリュトミーの関係をもう一度考える大きなきっかけをいただいたと思っています。オイリュトミストの皆さんと、作品に向かう気持ちを互いに高めていって、夏のリアルオーケストラに向かってもう一段オイリュトミーを高められたら、本当に素晴らしいものができると思います。