あらすじ
無職のゲーム・クリエイター、結城朝人。ある日、朝人は独自のVRゲームを完成させ、公開した。彼のVRゲームは評判になるが、そんな彼の前に謎の若い女性・児玉麒麟が現れる。彼女は朝人に中世日本を舞台にしたVRゲームをつくるよう依頼、そのための資金や技術的・人的支援も申し出る。さらに麒麟は朝人に驚くべき秘密を打ち明ける。彼女には前世の記憶があり、それは三島由紀夫だというのだ。そんなとき朝人は、三島由紀夫の未発表短編小説が発見されたというニュースをみつける。その小説には、麒麟と朝人の出会いを予言したかのような場面が書かれており、衝撃を受ける。朝人は麒麟が望むままにゲーム開発に没頭し、これを完成させた。ゲームのプレイヤーは激増するも、廃人が続出し、社会問題になる。プレイヤーはVRと現実の区別がつかなくなり、現実社会で暴力事件やテロが頻発、無秩序化していく。そしてついに、朝人は警察に逮捕されてしまうのだった。
登場人物/出演者
結城朝人/戸上竜太
児玉麒麟/德部鈴香
青桐一/中島伊織
スタッフ
プロデューサー/石原龍司
監督・脚本・撮影・編集/本山貴春