昨年11月~12月に神戸市内で行った周遊観光資源リサーチ活動では、「人と地域をつなげる」アートの役割が発揮できる場所として、地域のコミュニティスペースである公民館(福祉センター)に着目。神戸市の各地域に点在する公民館の価値を再定義すべく、斎藤幸平氏による「人新世」についてレクチャーを取り込んだ演目を、新しい「アートの社会実装」の実証実験として、無償で披露します。
▷ 仕立て屋のサーカス 神戸公演
開催日程:
3月18日(土)17時開場/ 18時開演-(20時終演 )
3月19日(日)15時開場/ 16時開演-(18時終演)
開催場所:
入江地域福祉センター(兵庫県神戸市兵庫区西出町1-19)
入場に関して:
無料でご覧いただけます
※会場の収容人数に限りがございますので、予約制とさせていただきます
演出・出演:曽我大穂
出演:スズキタカユキ、斎藤幸平
同プロジェクトのページも合わせてご覧ください
https://koberepublic-artproject.com/
▷ プロフィール
曽我大穂 ( Soga Daiho )
音楽家。多楽器奏者。
舞台芸術グループ 「仕立て屋のサーカス」を主宰し同グループの演出を務めている。
また、バルセロナ・リスボン・ベルリン・ニューヨークでの公演を行うなど国内外で活動を展開するジャム・バンド「CINEMA dub MONKS」のリーダーであり、フルート、テープレコーダ、鍵盤楽器などを使った即興演奏を得意とする。
その他、二階堂和美、ハナレグミ、グットラックヘイワ、mama!milk等のライブ・レコーディングサポート、テレビCM音楽の演奏・制作や、他ジャンル(映画、ダンス、演劇、写真、小説)とのセッション多数。近年は即興演奏のソロ公演、森俊二との「DAMO」、ロボ宙との「a-ho-bo」の活動も行っている。2021年にHerbert Hunger名義でソロアルバム「Sketches of Stain」をリリース
斎藤幸平
1987年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。
Karl Marx’s Ecosocialism:Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy(邦訳『大洪水の前に』角川ソフィア文庫)によって権威ある「ドイッチャー記念賞」を日本人初、歴代最年少で受賞。同書は世界七カ国で翻訳刊行されている。日本国内では、晩期マルクスをめぐる先駆的な研究によって「日本学術振興会賞」受賞。近刊は『ゼロからの『資本論』(NHK新書)、『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』(KADOKAWA)。45万部を超えるベストセラー『人新世の「資本論」』(集英社新書)で「新書大賞2021」を受賞。