レコーディングスタジオでもあるSALOのサウンドシステムを使い、世に出たばかりの音を存分に味わい、各楽曲の制作にまつわる話やアルバムに込められたメッセージを伺いたいと思います。話のお相手には、本作の制作を支えたユニバーサルミュージックの鳥越さまをお迎えします。
そして、リスニング&トークの後は「MIRAI」に収録された楽曲の中からこの日限りのミニライブを行います。スペシャルゲストの登場もあるかも!?
「MIRAI」のマスターを聴いて、そして大きなスピーカー、大音量で聴きたいと思いました。これまでの作品は内省的な姿勢が音から感じられ、街を歩きながらイヤホンで、あるいは自宅のレコードプレイヤーで一人でじっくり聴きたくなるような音だったように思います。一転、今回の作品は外向きのメッセージ性をサウンドから強く感じ、その印象を小瀬村さんに伝えたところ、「アルバムのコンセプト」という言葉が出てきました。どんなコンセプトだろう?今の時代背景だろうか?何を思って作った作品なのか?そんな好奇心からこのイベントを企画することにしました。人前での演奏から遠ざかっていた小瀬村さんの貴重な演奏機会にもなります。是非お見逃しなく!
チケット代には「MIRAI」のCD&レコード代が含まれています。終演後に小瀬村さんが皆さまにお渡しします。当日、体調不良などでお越しになれなくなった際は、郵送にてサイン入りCD&レコードをお送りいたします。
// MIRAI 作品紹介 //
『SEASONS』以来、デッカから2年振りとなるニュー・アルバムは、自身初となるヴォーカル・プロジェクト。
日本人作曲家としての個人的な視点から音楽を通して未来を描き、次世代へメッセージを伝えることをコンセプトとした今作には、デヴェンドラ・バンハート、畠山美由紀、ベンジャミン・グスタフソンなど7人のシンガーが参加。アジアの伝統楽器、ミャンマーのナガ族の歌、サウンドトラック、ポストロック、ポストクラシカル、エレクトロニカなど、様々な要素が独自の音楽性と複数の言語で融合している。それは未来への幻想的なメッセージであると同時に、音楽のユートピアへの旅でもある。
// 小瀬村晶プロフィール //
1985年6月6日東京生まれ。在学中の2007年にソロ・アルバム『It’s On Everything』を豪レーベルより発表後、自身のレーベルSchole Recordsを設立。
以降、ソロ・アルバムをコンスタントに発表しながら、映画やテレビドラマ、ゲーム、舞台、CM音楽の分野で活躍。
主なスコア作品に、河瀨直美監督による長編映画『朝が来る』(カンヌ国際映画祭公式作品選出)、ハリウッドで制作された海外ドラマ『Love Is』、Nintendo Switch用ゲームソフト『ジャックジャンヌ』、TBS系テレビドラマ『中学聖日記』、ミラノ万博・日本館展示作品などがあり、米Amazonオリジナル映画『ジョナス・ブラザーズ 復活への旅』や、ヴェネチア映画祭・金獅子賞を受賞したフランス人監督オドレイ・ディワンのデビュー作『Mais Vous Etes Fous (Losing It)』などでも楽曲が使用されている。
近年は国際的なブランドとのコラボレーションが多く、是枝裕和監督が手掛けたSK-II STUDIOのドキュメンタリー『The Center Lane(池江璃花子)』の音楽や、アパレルブランドTAKAHIROMIYASHITATheSoloist. SS22コレクション・ランウェイの音楽、LAND ROVER、L’OCCITANEへの楽曲提供、米アーティストデヴェンドラ・バンハートとの共作など、特定の枠に収まらない独自の活動を展開。
また、Spotifyが発表する「海外で最も再生された日本人アーティスト/楽曲top10」に2017、2018年連続でランクインしたほか、米国メディアのピッチフォーク、豪州新聞紙THE AGE、フランス公共放送FIPなどでその才能を称賛されるなど、国内外から注目される作曲家。
2022年より名門デッカ・レコードと契約を結び、EP『Pause (almost equal to) Play』をリリース、ジョン・レジェンドの新作『レジェンド アクトⅠ&Ⅱ』収録「ジ・アザー・ワンズ feat. ラプソディ」でも自身の楽曲がサンプリング使用されるなど、世界を舞台とした活躍を続けている。