視える世界を失ったことで行き着いた、ふたりだけの蓮の台(うてな)/暗闇の中、脳髄に響き渡る美と官能の世界!
明治19年、盲人の三味線奏者・鵙屋春琴の⾨弟・温井佐助は、同じく⾨弟・鴫沢てると家を出た折、烏に目玉をくり抜かれ木から落ちた若い鶯と出くわす。佐助に拾われ一命をとりとめた若い鶯は春琴の家で飼われることとなるが、既にその家で飼われていた老鶯から、自分の鳴き声と名前を継ぐよう迫られる。初めはこれを拒否した若い鶯であったが、春琴の三味線の技と老鶯の美しい声に魅了され、徐々に芸道にのめり込んでいく。三味線弾きの家の⿃籠で⾏われる“鳴き方指南”は、春琴が⾨弟たちにつける厳しい稽古に酷似していた。その最中で若い鶯は主・春琴と⾨弟・佐助、⼆⼈の数奇な⼈⽣を知ることとなる……。
※本作品中には、一部、現在の社会通念や今日の人権意識から照らして不適切な表現や語句、差別的表現が使われていますが、これは劇中当時(1837~1887年)の時代的背景、文化的な状況を反映した表現であり、これらを助長、肯定するものではありません。
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Office8次元プロデュース公演 近代日本文学新説上演 第二弾『春鶯囀』
原作:谷崎潤一郎『春琴抄』
演出:寺十 吾
脚本:堀越 涼(あやめ十八番)
出演
鵙屋春琴:淺場万矢
温井佐助:斉藤 悠
鵙屋春琴(青年期):米倉ゆい
温井佐助(青年期):浅川眞来
鶯・天鼓:木下祐子
鶯・落葉:松本真依
雲雀・夕顔:尾崎京香
春松検校:函波 窓
美濃屋利太郎:三尾周平
鴫沢てる:歩夢
男:サトモリサトル
鵙屋安左衛門:熊野善啓
鵙屋しげ:勝平ともこ
中山朋文
前田 倫
佐藤楓恋
●公演日程
2024年7月11日(木)~15日(月祝)
11日(木) 19:00★
12日(金) 13:00・19:00
13日(土) 13:00・18:00
14日(日) 13:00・18:00
15日(月祝) 13:00
※受付開始・客席開場は開演の30分前の予定です。
★…初日特別料金
●チケット
特別席応援チケット(最前列保証・サイン入り特典付き):10,000円
特別席チケット(最前列保証):8,000円
一般:前売 6,500円/初日割引★ 5,500円
U-23:前売 4,000円/初日割引★ 3,500円 ※枚数限定╱要証明
障がい者割引:2,000円 ※メールのみにて受付/要証明
障がい者介助者割引:3,000円
※全席指定・税込
※当日券は全種+500円
※15歳未満入場不可(R15指定)
2024年5月18日(土)10:00 一般発売開始
●スタッフ
音楽:坂本弘道
ステージング:小野寺修二
舞台美術:合同会社およぐひと
照明:廣田恵理(東京舞台照明)
音響:岩野直人(ステージオフィス)
衣裳:今井由希(Office8次元)
演出助手:中山朋文(theater 045 syndicate)
舞台監督:河内哲二郎
宣伝美術:山下浩介
宣伝写真:神ノ川智早
宣伝ヘアメイク:門永あかね
映像収録:西川昌吾(TWO-FACE)
制作協力:大森晴香(ABC&SET)
協力(敬称略・順不同)
あやめ十八番、スターダストプロモーション、Kotabeya、ハイイロ、MC企画、地球儀、ヒノカサの虜、アストライア、ダダ・センプチータ、ハイトブの会、レトル、幻灯劇場、懸樋プロダクション、夢追舞、柿喰う客、ゴーチ・ブラザーズ、Costume Classics
主催・企画・製作:Office8次元