屋根裏ハイツ、初の横浜・仙台2都市公演。
屋根裏ハイツ4F
とおくはちかい
作・演出 中村大地
身に起きた出来事を書き留めおく、話して話して話し続けていくうちに形になる。
そうやって形になったことしか残らないし、あとからは知ることができない。
そして形になったそれぞれはいつも「言いきれなさ」を抱えている。整えられる前の、形になることのなかったたくさんたくさんの「言いきれなさ」を。
「忘れたくても思い出さない」と彼女は言った。その後ろにあったはずの「言いきれなさ」が、あっけらかんと今は明るい。どこにいったのだろう?
その向こうに何かないかと、ようく見てみることにした。何もなくてもいいんじゃないかと、どこかですこし思いながら。
【仙台公演】
6月29日(木)~7月3日(月)
せんだい演劇工房10-BOX box-1(宮城県仙台市若林区卸町2丁目12-9)
【横浜公演】
7月7日(金)~7月9日(日)
STスポット(神奈川県横浜市西区 北幸1丁目11-15 横浜STビル B1F)
※上演時間は約70分。
※受付開始・開場は開演の30分前。
・屋根裏ハイツ yaneura-heights
2013年、中村大地が演出を務める演劇カンパニーとして仙台を拠点に設立。少数のメンバーで話し合い、常に疑いの眼差しを演劇へ向けながら試行と実験を繰り返し、人が生き抜くために必要な『役立つ演劇』を創出することを目的とする。最近の活動として2014年10月『暗くてなるものか』、2015年12月『二十一世紀旗手』、2016年4月『再開』を発表。最終的には家を建てたい