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【ライブポケット】 次世代アーティスト特集 #4 まこ Special Interview

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「音楽は新しい挑戦だけど、
“まこ”が一番自分らしく表現できる場所」

──YouTubeのフィールドを飛び越えて、シンガー“まこ”としての活動も活発になってます。

まこは、自分の可能性を信じたい場所っていう感じですね。まず、まこみながなかったら今の自分はないと思ってて。音楽は新しい挑戦だけど、私自身、“まこ”が一番自分らしく表現できる場所だと思うんですね。本当にやりたいことをやってる。昔は、あんまり、自分でこうしたい、ああしたいっていうのがなかったんですよ。意欲がないわけじゃなかったんですけど……。

──意欲が伝わってくる感じではなかったですね。どちらかというと、一歩引いてるイメージでした。

あははははは。そんなに積極的に行くわけでもないし、自分はそんなに目立ちたいわけでもないしっていうのがあって。マネージャーさんにも、言われるんですよ。「あの時は考えてもみなかったよ」って。最近は1人でインタビューを受ける機会も多くなってるので、「まこがちゃんと喋ってるのをみて、すごい感動する」って言われて。私、そんなだったかな、と思いつつも、昔から見てる子には「最近、本当に喋るようになったね」とか、「1人でも頑張ってるのを見て元気出るよ」とか言ってもらえるので、やっぱ、やればできるってことですかね。

──繰り返しになるけど、ずっとやりたかった音楽活動を始めたのが、今、このタイミングだったのには何か理由はありますか?

今、大学生なので、学校と仕事の両立が思っていた以上に大変なんですよね。自分でこれじゃなきゃダメっていうこだわりがあって。しっかりと構成を考えてやると時間がかかるし、編集してる途中で撮り直しをすることもあって。他のことをする時間がなかったんです。本当は、2年前くらいに父にFenderのテレキャスターを買ってもらって。よっしゃ、やるぞ!ってなって、気合充分だったんですけど、いざ始めたら、1ヵ月もしないうちにやらなくなっちゃって。中途半端で嫌だなって思ってたんですよ。でも、最近、sui sui dackさんとの出会いがあったり、私の初めてのオリジナル曲で曲を作ってくださったFrascoさんを聴くようになって、自分からやりたいっていう気持ちが出てくるようになった。それが、今だったっていう感じですね。

「どうしてもFrascoさんと
やってみたいと思っていたので、
手が震えながらも連絡したら『いいですよ』って」

──初のオリジナル楽曲はどのように制作が進んだんですか?

Frascoさんを知ったのが1年前くらいで。AWAのプレイリストのおすすめで出てきて。聴いてみたら、今までに聴いたことのないようなジャンルの音楽で、なんだこれ?ってすぐにYouTubeで調べたら、MVがすごい良くて。なんか面白い人たちいるって思って、隠れながら追ってたんですよ。曲を出すたびにすぐに聴いたんですけど、Twitterで、勇気を出してメッセージを送ってみて。どうしてもFrascoさんとやってみたいと思っていたので、会社の部屋から、手が震えながら連絡して。「ぜひ作ってもらえませんか?」って送ったら、「いいですよ」って返ってきて。素敵な曲を作っていただきました。

──2月9日に公開される第1弾「タピられるよりもタピりたい」はタピオカの曲ですね。

私、タピオカが大好きなんですよ。

──YouTubeでタピオカミルクティーを作ってる動画もありました。

Frascoさんもその動画を見てくれて。私が途中でラップをしてる感じが良かったらしくて、「あの感じでやろうよ」って言ってくれて。でも、タピオカの曲ではあるんですけど、どこか切なさがあるし、どこかエモーショナルで、気持ちが揺さぶられるんですよね。「タピられるよりもタピりたい」っていうタイトルは、それぞれの解釈で受け取って欲しいし、みんなでしっとり歌えたらいいなって思います。

──(笑)しっとり歌う感じではないですけどね。中毒性があって抜けられなくなるから。

タピオカが脳内でグルグル回って、追ってきますよね(笑)。<全力で駆け抜ける坂道>とか、ちょこちょこネタ的なものも入れつつ、私が大好きなラップも気合を入れてやったり、何より<タピ タピ>が可愛くて気に入ってます。

──もう1曲、2月16日に公開される「飛びたいgirl」は?

いつも鳥みたいに飛びたいなって思ってるので、とにかく飛びたいっていう私の願望を叶えてもらった曲ですね。私、高いところが好きなんですよ。こんなにちっぽけなことで悩んでたんだなって思えるし、気持ちが落ち着くんですよね。あとは、みんなが真似して踊れるような曲になってます。

「FrascoさんとのMV会議は白熱しすぎて、
盛り上がりすぎた
すごくいい会議だったんです。
楽しみにして欲しいです」

──ライブでみんなが一緒に踊ってる光景が目に浮かびますね。MVはどんな内容に?

Frascoさんと「こういう構成で撮ろうよ」っていう話をしたんですけど、それが白熱しすぎて、盛り上がりすぎた、すごくいい会議だったんですよ。「タピ~」は紙芝居。ペープサート(紙人形劇)って言うんですけど、準備にすごく時間がかかりましたね。「飛びたいgirl」は、まこちゃん飛ぼうよって言う事で……あとは秘密です。楽しみにして欲しいです。

「とりあえず、宇宙旅行行こうぜ!
って気持ちですね(笑)
とにかく、みんなにワクワクしてもらいたいんです」

──そして、2月29日に開催される1stライブのタイトルが「宇宙旅行をいたしましょう。」になってます。

パッと出てきたのがこれだったんですよ。とりあえず、宇宙旅行行こうぜ!っていう気持ちですね(笑)。

──とりあえずで行く場所ではないですけどね。

あはははは。みんなを月に連れてっちゃいます!……って、それじゃ、前澤友作氏(ZOZO創業者・前社長)ですね(笑)。とにかく、みんなにワクワクしてもらいたいんですよ。「まこはどんなことするんだろう?」ってことを感じ取って欲しいなっていう思いでこのタイトルにしました。まだ細かくは決めてないんですけど、テーマはあって。「私の世界へようこそ!」っていうライブにしたいなと思ってます。「のぞいてってね」みたいなライブにできたらいいなと思いますね。

──sui sui duckがバックバンドを務めるんですよね。

そうなんです。お願いしたら、サポートしてくれることになって。sui sui duckさんとのコラボから始まって、ここまでやってくれるのが、本当にありがたいし、返しても返しきれない恩を感じてます。ライブは、オリジナル曲とカバーという形で、本当は自分で作った曲でも勝負したいなっていう気持ちもあるんですけど。まだどうなるかわからないです。あとは……楽器も弾いちゃうんです!ど緊張してるんですけど、日々練習をして、みんなに見せられるくらいにしたいです。

「みんなが見てくれてるからこそ、
自分ができることを
やっていきたいなって思った。
その変化を感じ取てほしい」

──チケットの特典でカセットもつきますね。

なんだかんだアナログのものが好きなですよ。これも初めてのことなんですけど、ちょっと攻めて、カセットテープでやってみようよっていうことになって。私と同世代の子は、カセットテープを聞く機械持ってないと思うんですけど、思い出の宝物の1つにしたいなって思って。カセットテープのデザインにこだわって、温かみを感じられるようなものにしたし、撮り下ろしヴォイスも自分の家で宅録して。みんなに聴いて欲しい思いを閉じ込めているので楽しみにして欲しいです。

──最後にライブを楽しみにしているお客さんにメッセージをお願いします。

動画内の私は“まこち”っていうもうひとりの私のキャラクターなので、本当の私を見にきて欲しいなって思いますね。あとは、人前に出るのがすごい苦手で、積極性もないし、何もできないと思っていた私が、みんなが見てくれてるからこそ、自分ができることをやっていきたいなって思った。その変化をみんなに感じ取って欲しいなって思いますし、自分がやりたいことを楽しんでやってる私を見にきて欲しいです。

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