ラフ×ラフ
トップバッターで存在感。“笑顔”と自作曲で加速
15周年を迎えた「TOKYO IDOL FESTIVAL 2025」を、LivePocketの“なべみく”が取材!真夏のお台場で広がった熱気と感動の瞬間をレポートします。
15周年の特別な夏が見せた “ステージ体験”
聖地「SMILE GARDEN」で始まる夏 アイドルとファンが一体となる、開放的な芝生のステージで熱気と笑顔が広がった。
空・海・夜景が彩る「SKY STAGE」 時間帯ごとに景色が変化し、昼から夜までドラマチックな演出が生まれた。
新登場「TOROCCO PARK」で感じる距離感 アイドルがトロッコで客席に近づき、視線や笑顔を直接交わす特別な体験が広がった。
真夏のお台場で開催された「TOKYO IDOL FESTIVAL 2025」は、記念すべき15周年。
3日間で延べ85,000人が来場し、新設ステージを含む過去最大規模で盛り上がりました。
記念すべきTIF2025に参加した私は、「できる限り多くのステージを楽しもう」とマップを片手にお台場へ。海風と熱気が混ざる空気に胸が高鳴ります。
会場に近づくほど推しTシャツやタオルの姿が増え、フェスのワクワク感が一層高まりました。今年は新ステージも加わった特別な年。さあ、どんな景色に出会えるでしょうか。
最初に訪れたのは、フジテレビ湾岸スタジオ横に広がる「SMILE GARDEN」。ステージと観客の熱気が見えてきた瞬間、「今年も始まった!」という気持ちが込み上げます。ここは“アイドルの聖地”とも呼ばれるTIFの象徴的なステージ。これまで数えきれない名場面を生み出してきました。

夏の日差しの下、アイドルが登場すると歓声と手拍子が広がり、距離の近さからアイドルの笑顔も一段と輝いて見えます。
常連ファンの手振りに初めての観客も自然と加わり、芝生の上で一体感が生まれる──それがこのステージ最大の魅力です。名残惜しさを感じつつ、次は空を目指して次のステージへ向かいました。
次に向かったのは、フジテレビ湾岸スタジオの屋上にある「SKY STAGE」。長い階段を上り切ると視界が一気に開け、お台場の街並みと東京湾を一望できます。
背後にはフジテレビの球体展望室がそびえ、普段は入れない特別な場所ならではの景色に息をのみました。

青空の下では衣装の色がくっきり映え、夕方はステージ全体がオレンジ色に包まれ、夜には夜景がきらめく──時間ごとに表情を変えるのがこのステージの魅力。訪れるたびに新しいドラマが待っていました。
屋外で熱気を浴びた後は、フジテレビ湾岸スタジオ内の「DOLL FACTORY」へ。テレビ局らしい機材やセットが並ぶ通路を進むと、非日常の空間に入り込んだ気分になります。
ステージでは照明に映える衣装や表情が際立ち、観客のペンライトも一層輝いて見えました。

屋外の開放感とは対照的に、密度の高い時間をじっくり楽しめるのが魅力です。
同じ館内にはトーク中心の「INFO CENTRE」もあり、最新情報や舞台裏の話を聞けるそう。次回はぜひ足を運んでみたいと思いました。
今年新たに登場した「TOROCCO PARK」は、アイドルがトロッコに乗って観客の近くまでやって来る特別なステージです。

トロッコが進むたびに歓声が上がり、客席からは手が一斉に伸びていきます。
視線が合った瞬間や笑顔を向けられるひとときは、まるでアイドルが自分のために来てくれたような高揚感。距離が一気に縮まる演出に、ファンも夢中になっていました。
屋外ならではの開放感と近さが重なり、会場の熱気を全方位に届ける“動くステージ”として、新たな盛り上がりを生み出していました。
青海臨時駐車場に設けられた「UP-T HOT STAGE」は、今年から加わった注目の野外メインステージです。私が訪れたときはあいにくの本降りでしたが、観客は傘やレインコート姿でステージを見つめ続けていました。

スタッフの「予定通りライブを行います!」というアナウンスに、場内からは大きな声援が返り、雨にも負けない一体感が広がっていきます。TIF は真夏の暑さ対策ばかりを思いがちですが、こうした突然の雨もフェスの一部。
天候さえも巻き込みながら楽しむのが、このステージならではの醍醐味でした。
TIF2025は、どこに行っても観客に満ちた夏のアイドルフェスでした。会場ごとに特色あるステージやイベントが目の前に広がり、 訪れるたびに新しい感動に出会えます。「UP-T HOT STAGE」と並ぶ注目の「HEAT GARAGE」では、大型ライブハウスならではの 迫力ある熱気を存分に体感できました。
今年は全てを見切れないほどの広さ。立ち寄った先々で偶然出会う推し活は言葉にできない喜び。 見逃せない一瞬一瞬が詰まった15周年のTIFは、そんな“一期一会のライブ”が溢れていました。
アイドルインタビュー: ステージを終えた彼女たちの “いまの声”