STORY
『ブライトアットナイト』
Bright at night
夜でも明るい。もう戻れない世界を⽣きる⼈々。世界は巻き戻しが効かないのだということを、⼈より少し早く知ってしまった若者たちの物語。都会でもなく、かと⾔って⽥舎というわけでもない。どこにでもある普通の公⽴⾼校に通う幼なじみ、まる⼦・ツッキー・⾓⽥・タケオ。軽⾳部でコピーバンドを組んでいるまる⼦、ツッキー、⾓⽥の3⼈に⽣徒会⻑のタケオは後夜祭の出し物に参加してほしいと頼んでくる。少しめんどくさがる3⼈だが、まる⼦が文化祭実⾏委員をやらされている転校⽣、藪くんに⼀⽬惚れしたことをきっかけにオリジナル曲を作曲しようと試みる。
順調に作業を続ける3⼈とタケオだが、誰にも⼼を開こうとしない藪くんには実は秘密があった…
『ミッドデイスターズ』
Midday stars
真昼の星たち。⾔いたかったことを⾔えなかった⼈々の後悔はどこにも消えない。⾒えなくなったとしても、ずっとそれはそこにある。
とある⼤⾬の夜。とあるプラネタリウムでの話。停電による機械の故障に居合わせた二人の⼥性。夜⼦とすず。他の客たちが返⾦対応を済ませさっさと帰宅する中、二人だけは復旧するまで待つと⾔い、スタッフの指⽰でいったんロビーに待機していた。⼿荷物に貼ってあったライブのスタッフパスが同じだったことをきっかけに、二人はお互 いが何者なのかを探り始める…。勘ぐらないで、私の⾔葉だけをどうか信じて。絶対嘘で笑ったりしないから、私の笑顔を信じて。
「アイドルを⼤好きでいたい」
『寂寞と⼣焼け』
感情に名前をつけたとき、⼈は初めて感情の当事者になる。
バンド内恋愛のいざこざでバンドを辞めた⽥丸健介(20)。しばらくバンドと女の⼈はコリゴリ…と思って⽇々を過ごす中、派遣バイト先で不思議な女性 七海しゅう(22)と出会う。
常にボーッとしているしゅうに年下ながらイライラしてしまう⽥丸。
ある⽇、⽥丸がキーボードを引けることを知ったしゅうは、「ピアノを教えてほしい」と頼んできて…。
『でも、朝は』
何があっても、朝は来てしまう。
平凡だが明るい毎⽇をすごす OL、晴。若⼲ブラック気味の会社に勤めつつ、好きなバンドのライブDVDを⾒たり曲を聞いたりでメンタルを保っている。ある⽇、付き合って⼆ヶ⽉しかたっていない恋⼈ 太陽さんからプロポーズされた晴は喜びよりも動揺が先⾏し、思わずレストランを⽴ち去ってしまう。「結婚ってこんなものなのか!?!」と動揺しながら歩く道端で、晴は偶然しゃがみ込んでいる一人の男性と出会う。それは晴が何年間も追い続けているバンドのメンバー、夕太で…
CAST
(50音順)