『桜の園』×『源氏物語』×京都。 明倫小学校(現・京都芸術センター)に通った子どもたちの葛藤を描く新作長編、上演決定!
2022年1月、劇団なかゆびは新作演劇公演『京の園』(みやこのその)を発表します。チェーホフ『桜の園』に着想を得て、京都・明倫学区の呉服問屋で起こる家督相続争いから60年代を生きた若者の葛藤を描きます。
本作執筆のきっかけとなったのは、劇団なかゆび主宰・神田真直が2021年4月に実施した「『京の園』のための京都考」です。京都芸術センター Co-program カテゴリーC(共同実験)に採択されたこの企画では、神田が京都に住まう方々へインタビューを行いました。京都タワーが開業した1960年代中頃、当時の街並みや人々を知る方のお話が、物語をより厚みのあるものに仕上げています。また『京の園』では、かつて町の様々な活動の中心地として賑わいを見せ、現在は京都芸術センターとして活用されている旧・明倫小学校がたびたび登場します。小学校の面影が残る京都芸術センター 講堂での世界初演は、実際の場所と物語が交錯し、その場所でしか得られない体験をもたらすことでしょう。
各ステージ開演前と終演後にはトークイベントを予定しております。最新情報は、劇団なかゆびTwitter(@nakayubigeki)やホームページをご覧ください。
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【公演情報】
劇団なかゆび
Nakayubi.-13『京の園』
作・演出:神田真直
『桜の園』×『源氏物語』×京都。
明倫小学校(現・京都芸術センター)に通った子どもたちの葛藤を描く新作長編。
あらすじ:1965年3月。大学卒業を控えた芳明は、父の急逝を機に帰郷する。芳明は室町の呉服問屋の家名をつぐことになるが、芳明の生れには曰くがあった。呉服全盛の時代のなか、乗り遅れて傾く家業を任される芳明は真実を知る。
【公演日程】
2022年
1月13日(木) 18:30
1月14日(金) 18:30
1月15日(土) 13:00/17:00
1月16日(日) 13:00
※受付開始・開場は開演の30分前
【会場】
京都芸術センター 講堂
(京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2)
アクセス:地下鉄烏丸線「四条駅」、阪急京都線「烏丸駅」22・24番出口より徒歩5分
【チケット】(日時指定・全席自由・税込)
予約:3,000円/当日:3,500円
※お支払いには、クレジットカード、携帯キャリア決済、コンビニ決済がご利用いただけます。
※公演中止等の不測の場合を除き、決済完了後のご返金はできかねます。
【劇団なかゆびとは】
同志社大学の学生劇団・第三劇場の神田真直を中心に2014年結成。エクリチュールの独裁体制に対するレジスタンスとして上演を敢行し、存在を了解することを観客に要請する。古典戯曲から創作戯曲まで幅広く取り扱いつつ「問いの同時代性」を主眼に上演に取り組む。演劇人コンクール2020にて谷崎潤一郎『お國と五平』を演出し、優秀演出家賞を受賞した。
【新型コロナウイルス感染拡大防止について】
Nakayubi.-13『京の園』は、新型コロナウイルスの感染拡大防止について細心の注意を払い実施いたします。劇団なかゆびホームページに掲載の「公演実施にかかるガイドライン」を必ずご一読の上、ご予約・ご来場をお願いいたします。
また、感染拡大状況によって上演形態の変更や公演開催の可否等、掲載内容と変更になる可能性がございます。最新情報は、劇団なかゆびTwitter(@nakayubigeki)やホームページをご覧ください。
主催:劇団なかゆび
共催:京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
Co-program 2021カテゴリー D「KACセレクション」採択企画
助成:京都府文化力チャレンジ補助金事業