エドワード・ゴーリー没後20年記念展
より美しく陰惨な、暗黒のゴーリー・ワールドへようこそ
この度、世界各国でカルトな人気を得ている絵本作家エドワード・ゴーリーのコレクション展を開催いたします。
ゴーリーは、生前様々な作品を発表する中、『ギャシュリークラムのちびっ子たち』、『不幸な子供』、ムーアズ殺人事件をテーマにした『おぞましい二人』をはじめ、舞台『ドラキュラ』のセットや、『ミステリー』のポスターワークを手掛け、そのダークかつミステリアスな魅力は、ゴーリーの持ち味の一つとして多くの人々を魅了しております。
2020年で没後20年となる節目の年の展覧会では、ゴーリーコレクターの濱中利信氏の膨大なコレクションの中から、暗黒の香り漂うゴシックでメランコリックな、ゴーリー作品の一面にスポットを当ててまいります。
同時にアメリカのエドワード・ゴーリーハウスの協力を得て、ポップアップショップも展開予定です。ゴーリーグッズも多彩に取り揃え、ゴーリーの魅力を凝縮した展覧会となります。どうぞお楽しみください。
●濱中利信プロフィール
1961年東京生まれ。慶應大学卒。
1976年、「ミステリマガジン」(早川書房)掲載の「オードリー・ゴアの遺産」で初めてゴーリーの作品を目にする。以降、ゴーリー作品を収集し続けている。その対象は、書籍に始まり、原画・版画・ポスターなどの紙モノに限らず、人形・ピンバッヂなどのグッズ類にまで及んでいる。「ミステリマガジン」では、不定期にゴーリーの翻訳も手掛けている。
【主な著作類】「エドワード・ゴーリーの世界」(河出書房新社)
「ウィローデイルのトロッコ」「もうひとつの彫像」「不敬な召喚」(「ミステリマガジン」)