ある晴れた日、「ただいま」と声がして、あなたはこの小さな部屋に帰ってくる。
福島県南相馬市小高区で活動を再開した青春五月党(代表: 柳美里)の最新作公演「ある晴れた日に」が、2019年10月 -11月に福島、岩手、宮城での公演が決定。演出は岸田戯曲賞作家で柳の友人でもある五反田 前田司郎氏に依頼。朗読劇「窓の外の結婚式」の連作ともいえる柳美里の最新作を上演する。福島公演は、南相馬市小高区の自宅を改装した本屋「フルハウス」の裏手にあるアトリエ La MaMa ODAKA での上演。ほか、岩手と宮城でも上演する。
現在の時間と、現在に潜在する過去の時間を、二人の男と一人の女が二つの部屋を行き来する。未来は、現在からも引き出せるし、過去からも引き出すことが出来る。天災や事故のように壁のように立ち塞がり、わたしたちの時を突然閉ざすこともある。
ある晴れた日、「ただいま」と声がして、あなたはこの小さな部屋に帰ってくる。