INTERVIEW

藤岡孝我さん、大矢一登さんが語る、“笑いを番組に育てる”情熱

リスナーの熱量が番組を動かし、作り手の熱意がその面白さをさらに大きくしていく。『スタミナパンのもっちりパン教室』には、ラジオの枠を超えて広がっていく力がある。今回は、その中心で番組を支える藤岡さん、大矢さんに、もっちりパン教室の現在地とこれからを聞いた。

立ち上げから続くタッグ

藤岡さん 大矢さんインタビュー写真

藤岡さん:別の番組でも一緒にやっていた流れがあって、『スタミナパンのもっちりパン教室』も最初からこの体制で関わっています。

大矢さん:立ち上げから一緒にやっているので、番組の見せ方やスタミナパンのおふたりの魅力の出し方も、最初から共通認識を持ちながら積み上げてこられた感覚があります。

漫才の関係性をそのままラジオへ

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大矢さん:コンセプトとして大きいのは、スタミナパンの漫才の関係性をそのままラジオに持ち込むことですね。麻婆(まーぼー)さんがボケて、トシダさんがひたすらツッコむ。その形がラジオでも自然に出るようにしたいと思っていました。ただ雑談をするというより、ちゃんとその関係性が番組の骨格になるように意識しています。

1000通超の熱量

藤岡さん 大矢さんインタビュー写真

藤岡さん:やっぱり一番大きいのは、リスナーの熱量だと思います。1回の収録で1000通を超えるメールが届くこともあって、それだけ番組に参加したいと思ってくれている人が多いんですよね。

大矢さん:ただ聴いて終わりじゃなくて、リスナーのみなさんが一緒に番組を作ってくれている感覚がある。その熱量が、この番組の大きな魅力だと思います。

面白さが立ち上がる投稿を選ぶ

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大矢さん:届いたメールは事前にかなり絞り込んでいて、だいたい1割くらいまで落とします。その上で、収録中の空気を見ながら、今このタイミングで出したら一番面白いなというものを渡しています。
文章を選ぶだけじゃなくて、番組のテンポや流れまで含めて組み立てる感覚ですね。

“声”で脳内再生できるか

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大矢さん:一番大事にしているのは、そのメールがパーソナリティの声で脳内再生できるかどうかです。文章単体で面白いかだけじゃなくて、麻婆(まーぼー)さんやトシダさんが読んだときにどう立ち上がるかをすごく意識しています。
同じ文章でも、読む人によって面白さは変わるので、この番組の世界観にちゃんとハマるかどうかを見ています。

ツッコミが生まれる企画設計

藤岡さん 大矢さんインタビュー写真

大矢さん:「トシダ人生の歩み」は、この番組を象徴するコーナーのひとつですね。トシダさんしか知らないはずのことを、リスナーが勝手に決めつけて送ってくるので、自然とツッコミが生まれるんです。
投稿のハードルも低いですし、「トシダさんにひたすらツッコませる」という番組のコンセプトを、すごくわかりやすく形にできたコーナーだと思っています。

参加しやすさと広がり

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大矢さん:コーナーを考えるときは、番組の世界観に合っていること、リスナーが参加しやすいこと、読まれたときにちゃんと広がることを大事にしています。
麻婆(まーぼー)さんが誰かに似ているところから発想することも多いんですけど、思いつきだけじゃなくて、投稿しやすさと番組の中での跳ね方まで含めて考えています。

番組を更新するゲストとイベント

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藤岡さん:ゲストが来てくれると、番組に新しい風が入る感覚がありますね。実際、コーナーで扱っていた方が本当に来てくださったことで一区切りついたこともあって、番組の新陳代謝にもつながっていると思います。
イベントに関しても、会場の空気やお客さんの反応が加わることで、ラジオだけでは出ない化学反応が生まれるのがすごく面白いです。

番組を“育てる”面白さ

藤岡さん 大矢さんインタビュー写真

藤岡さん:ラジオのプロデューサーって、番組本編を作るだけじゃなくて、YouTubeまわりやメール募集、イベント企画、グッズ制作まで、本当に幅広く関われるんです。
テレビより少人数で動くことも多いので、そのぶん番組をどう育てて、どう広げていくかまで自分で考えられるのが面白いですね。

生の空気が起こす化学反応

スタミナ春のパン祭り キービジュアル

藤岡さん:リハーサルの時点で、スタッフ全員が笑ってしまうくらい手応えがありました。ハプニングも多かったんですけど、それも含めてすごく面白かったですね。

大矢さん:出演者の空気、リスナーのメール、お客さんの笑い声が全部混ざって、ラジオから生まれたものがリアルな場でさらに大きくなった感覚がありました。番組の可能性をすごく感じたイベントでした。

ラジオの外へ広がる未来

藤岡さん 大矢さんインタビュー写真

藤岡さん:まずはYouTubeの登録者数も伸ばしていきたいですし、イベント会場も少しずつ大きくしていきたいですね。目標としては、よみうりホールくらいまで広げていけたらと思っています。

大矢さん:ラジオを聴くこと自体がまだ壁になっている人も多いと思うので、普段ラジオを聴かない人にも「この番組だけは聴く」と思ってもらえる存在になりたいです。イベントも、配信チケットを通じて何万人にも届くくらいの広がりを持てたらうれしいです。

笑いは一瞬でも、番組は積み重ねでできていく。

『スタミナパンのもっちりパン教室』は、藤岡さんと大矢さんが、投稿やコーナー、イベントを通じて、その面白さを少しずつ育ててきた番組だ。

リスナーの熱量を受け止めながら、ラジオの外へも広がっていく。 “もっちりパン教室”はこれからも、もっと大きな笑いの場になっていくはずだ。

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