寺尾紗穂 LIVE
百年ピアノと、山の音楽堂にて〈北軽井沢〉
会場となる北軽井沢ミュージックホールは、かつて毎年4,000人ほどの音楽を学ぶ学生たちが合宿をする場所でした。今なお地元の方々にも愛され大切に維持されているこの場所には、ドイツ製のピアノ、グロトリアン・シュタインヴェーグがあります。まもなく製造から100年(1925年製)というピアノでのLiveとなります。
プロフィール ‖
寺尾紗穂 Saho Terao
(saho terao web)
1981年生まれ。音楽家・文筆家。2007年ピアノ弾き語りアルバム「御身」でデビュー。2010年より「BIG ISSUE」を応援するために続けてきた音楽フェス「りんりんふぇす」を2024年より山谷で開催。2022年発表の「余白のメロディ」は『ミュージック・マガジン』のベストアルバム10枚(ロック部門)に選出された。オリジナルの創作に加え、わらべうたや労働歌など、忘れられた古謡の発掘、研究、演奏をライフワークとする。作家の小林エリカと組み、近代史に埋もれた女性達の物語を、当時の音楽と即興を散りばめながら作り上げる音楽朗読劇の企画上演も手掛ける。スリーピースバンド「冬にわかれて」でも活動する。近刊に『日本人が移民だったころ』(河出書房新社)『天使日記』(スタンド・ブックス)がある。