1月上演予定だった音楽劇「黎明の鳥」順延公演です。
D/Aルーツの一つともいえる「IRIS」シリーズ最初のお話。2013年初演版をリニューアルしてお届けします!
Un grand calme m'ecoute ou j'ecoute l'espoir.
(寂寞のうちにわたしは希望の音を聞き 寂寞はわたしを聞く Paul Valery)
音楽劇「水晶の虹」で真に歌う意味を見いだし死んだIRISの、これは最初の物語。
1947年パリ郊外ヴェルサイユ。戦後混乱期のパリを離れ、療養のためにコートダジュールヘと向かう日。
この時代死病であった脳腫瘍を患う若い歌手IRIS。
心を病んだ母の元から彼を連れ出し、歌うことを教えた、Conservatoire音楽院学院長デルヴァンクールは、過去を追想する。
生きる喜びに満ちたアメリカからの留学生たち。服装倒錯のやり手興行師とその息子、密かにレジスタンスに身を投じた伴奏ピアニスト、傲慢なナチス将校。
それぞれ立場と思惑は違えども、すべてがIRISを歌い続ける運命へと誘ったのだ・・・。
DANCETERIA-ANNEX春公演、今年は大倉山記念館ホールにて上演いたします。
重厚なギリシャ風建築の石の館にて、D/Aならではの香り高い浪漫劇をご堪能ください。