【 12/28(土)演奏会プログラム 】
Le menu【 メニュー 】une carte
フレンチでメニューとは『コースメニュー』の事
一品料理のメニューは『アラカルト』

☆☆☆ポールボキューズ フランス・リヨン
全てスペシャリテ
【 オープニング 】
Hors-d'œuvre【 前菜 】オードヴル
フルコースの最初の料理を意味する直訳は『作品の外』番外料理・献立外料理の意
量は少なく、食欲をそそる事が目的
火が生まれてから人間は強く逞しくなった!
マンモスも熊も もはやもはや!敵では無かった!
火は人間と共に生活して人間を助け
人間に傅いた!(かしずいた)
火は家畜のように愛された
グレゴリオ聖歌
ブリテン【 キャロルの祭典 】作品28より
第1曲【 入堂 】
『今日、キリストがお生まれになった』
ウェストミンスター大聖堂少年合唱団のために
【演 奏】
【 柏市民合唱団 】
指揮:岡本國寛 ピアノ:中村文美

【 第一部 】
Poisson【 魚料理 】ポワソン
【 四季折々の新鮮で多彩な料理 】焔が歌う!ほら穴の外で!
とうとう来たのだ! 輝かしい時が!
長いあいだ のしかかっていた雪よ氷よ!
あの真っ黒な氷河の時代よ!おさばらだ!
これから始まる新しい春が!
これから始まる大きな舞台が!
人間を中心にして廻りだすのだ!ああ!
おもしろいぞ!大芝居だぞ!
火の粉がパチパチはじけるぞ!そうれそれ!
威勢よく燃えようぜ!燃えようぜ!
歌え歌え!踊れ踊れ!仲間達!

曲 作曲者 作詞者
1『どこかで春が』 草川信 百田宗治
2『春の小川』 岡野貞一 高野辰之
3『朧月夜』 岡野貞一 高野辰之
4『夏は来ぬ』 小山作之助 佐佐木信綱
5『浜辺の歌』 成田為三 林古渓
6『荒城の月』 瀧廉太郎 土井晩翠
7『冬景色』 作曲不詳 作詞不詳
8『早春賦』 中田章 吉丸一昌
【演 奏】
【 柏市民合唱団 】
指揮:岡本國寛 ピアノ:中村文美
Viande【肉料理】ヴィアンド
燃えろよ!燃えろよ!仲間達よ!
ぬかるな!ぬかるな!合点か!
豚の丸焼き子鹿の切り身!
焚火囲んで車座なして!
人間様の人間様の宴だ!酒だ!
燃えろよ!燃えろよ!仲間達よ!
ぬかるな!ぬかるな!合点か!
恐いものかよ!ハイエナくらい!
罠は仕掛けた!二重に!三重に!
人間様の人間様の月見だ!酒だ!
燃えろよ!燃えろよ!仲間達よ!
ぬかるな!ぬかるな!合点か!
小手に鳴らすは火打ちの石よ!
若い野性が掻き立てられて!
人間様の人間様の踊りだ!歌だ!
燃えろよ!燃えろよ!仲間達よ!
ぬかるな!ぬかるな!合点か!

Photo by Kunihiro Okamoto 2019.06.27
メインまでが正式な食事
ここからは大人の食後のお楽しみ
上品な白ワインと白カビのカマンベール
濃厚な赤ワインと癖のあるウォッシュチーズ
甘いデザートワインと青カビのロックフォール
個性的なワイン(声)とのマリアージュ(相性)を愉しむ
チーズは、メインとデザートを繋ぐ橋渡し
火の山が火を噴いた!
火の山が火を噴いた!
焼け爛れた溶岩は四方へ押出し!
火山灰は天日を暗くした!
くる日もくる日も
山は咆え続け!大地は震動した!
火の山が火を噴くのは寂しいからだ!
誰にも相手にされない孤独から!
山は血をもって!肉をもって!火を噴いた!
そうだったのだ!!!
ある日 黄昏の闇の中に
青い光が一筋浮かんだ!
荒れ果てた世界に!
どこから来たのか!
この小さな命は!
微かに息づく青い蛍よ
山は感動して火を噴く事を止めた!
その東雲(しののめ)
(東の空が僅かに明るくなる頃)
蛍の光と外光とが一つに溶けあった時
山には再び花が咲き 鳥が啼いた
fin
オペラの重唱や珠玉のアリア等
多彩な演目でお楽しみ頂きます

パリ:オペラ座【ガルニエ宮】大休憩室・大広間
1【La ci darem la mano】お手をどうぞ
モーツァルト歌劇【ドン・ジョヴァンニ】より
第一幕:バスとソプラノの誘惑の二重唱
【演 奏】
ツェルリーナ :水野友貴(ソプラノ)
ドン・ジョヴァンニ:高橋雄一郎(バス)
ピアニスト :中村文美
2【Addio,dolce svegliare alla mattina!】
さようなら、あまい朝の目覚めよ!
プッチーニ歌劇【ラ・ボエーム】より
第三幕:愛の四重唱
【演 奏】
ミミ :竹内伶奈(ソプラノ)
ムゼッタ :田中美音(ソプラノ)
ロドルフォ :岡本國寛(テノール)
マルチェッロ:金子亮平(バリトン)
ピアニスト :中村文美
3【O Mimi,tu piu non torni】
もう帰らないミミ
プッチーニ歌劇【ラ・ボエーム】より
第四幕:テノールとバリトンの二重唱
【演 奏】
ロドルフォ :岡本國寛(テノール)
マルチェッロ:金子亮平(バリトン)
ピアニスト :中村文美
他、オペラアリアの数々、お楽しみに!
Händel【MESSIAH】HWV.56
ヘンデル作曲オラトリオ【メサイア】HWV.56
ラファエロ【キリストの変容】1520年製作
日本では年末と言えば【第九】を想像しますが
ヨーロッパでは年末と言えば【MESSIAH】です
基督教音楽出版
ヘンデル【メサイア】『救世主』
第一部【預言・救世主降誕】
『ソプラノ五十嵐郁子さんに捧げる』
第2曲【Comfort ye,comfort ye My people】
『慰めよ 慰めよ わが民を』
第3曲【Ev'ry valley shall be exalted】
【すべての谷は高められ】
【演 奏】
テノールソリスト:岡本國寛
ピアニスト :中村文美
第18曲【Rejoice greatly, O daughter of Zion!】
『いざ!喜び叫べ!シオンの娘よ!』
【演 奏】
ソプラノソリスト:水野友貴
ピアニスト :中村文美
岡本國寛です。
アジリタという超絶技巧が必要な曲です
(細かく速いパッセージを正確に歌う技術)
初めて聴いてもとても華やかで親しみ易いですが
歌うには正確な技術を必要とします
このアリアに続くのは『神への栄光』という曲
神への栄光を導くのがこのアリアです
第三部【復活・永遠の命】
第45曲【I know that my Redeemer liveth】
『主は永遠に生きたもう』
【演 奏】
ソプラノソリスト:田中美音
ピアニスト :中村文美
この曲はロンドン【ビッグベン】にある
ウェストミンスター寺院の鐘の音の
元になった曲として知られています
メサイア全曲を演奏していると
このアリアの素晴らしい音色に
『ああ、今年もメサイアで終わるんだな』
と非常に感慨深くなります
毎年とても可憐で素晴らしく綺麗な声で
毎年歌われていたのは東京芸大卒、二期会会員
昭和音楽大学講師の五十嵐郁子さんでした
毎年素晴らしい声に感動しておりました
未だにメサイアのアリアは五十嵐郁子さんが歌った
昭和音大のメサイアのCD(非売品)を聴いています
一度も喋った事もありませんが尊敬しております
2016年12月17日、
過酷な闘病を続け、腎臓癌でお亡くなりになられた
五十嵐郁子先生に捧げます。
第47曲【Behold I tell you a mystery】
『見よ、我れ奥義を示そう』
第48曲【The Trumpet shall sound!】
【ラッパが響き渡ると全ての者は復活する】
【演 奏】
バスソリスト:糀場芳嗣
ピアニスト :中村文美