舞台劇『タカラモノ』
「自分の人生は自分だけのもの。
世間とか、常識とか
まったく及ばないとこや。」
開催日:2023年3月16日(木)〜19日(日)
場 所:劇場MOMO(東京都中野区中野3−22−8)
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“その瞬間しか味わえないもの”が
お芝居の世界には存在します
映像とは違って、
だから芝居はとても短命です。
そんな体験を味わいたくて
私は毎月のように
あちこちのお芝居を観劇しているのですが
それらの体験が
仕事や人生に確実に生かされている
みたいです。
大袈裟に言うと
わたしにとってお芝居はまるで
世界旅行みたいなものってこと。
そんな経験から、わたしも
心が動くものを届けたいと切に思い
ついに厚かましく作ってしまいました。
(あ、もちろんお芝居は素人なのでたくさんの
プロの方に手伝ってもらいました)
人生のたったの5日間に起こる
“その瞬間しか味わえないもの”を
あなたと一緒に体験できたらと
心から願うばかりです。
(作家/和田裕美)
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内容:
ママは母親らしくなく自由で気ままで
そしてついに男と出奔する。
そんな母親でも娘のほのみは愛して
彼女の味方でいようとする。
親とはなにか?正しい家族とはなにか?
それぞれの人生の「タカラモノ」を
見つけるたびが始まる。
そんな愛に不器用な人たちの、
歪な家族の物語。
原作・朗読:和田 裕美
演出・脚色:足立 拓也
【レビュー】
「親子にも夫婦にもそれぞれの関係性がありどれもが必然で
一瞬一瞬かけがえのない思い出でタカラモノなのだと、
気づかされ切なくも爽やかな涙を流しました。」
「こんなに号泣するなんて思わなかった。
秀逸なストーリーや見事なレトリックがあるわけでもない。
でも、確実に現実に居た人達の笑顔や悩みや涙が鮮明に見える物語です。」
「ラストは込み上げる涙を抑えられず嗚咽しながらなんとか
読みましたが、読み終えた時は胸に温かい気持ちが生まれ
前を向いて歩こうという気持ちになりました。」
【メッセージ】
お芝居が好きで、よく観劇しています。
だからこそ自分の書いた小説をお芝居にするのなら
どんな感じがいいかなと勝手に妄想してきました。
でもある日その「妄想」を口にした瞬間から
このお芝居がリアルな世界で動き始めました。
だから私自身がとても感動しています(笑)
この物語は実際に私が育った家族をモチーフにし書いています。
よそから見れば最低で、最悪な親と最低な家庭環境のなかにも
確実に愛があって私はあの過去のすべてを「タカラモノ」だと
思えるようになりました。
苦しみも悲しみもきっと大きな財産になることを伝えたいのです。
(作家 和田裕美)
「どうぞ、グレてください」ほのみのママは、ハチャメチャです。
自分の娘に、グレてくださいって言える?
で、男と出ていったかと思えば、ふらりと帰ってきてエクレアを焼く。
ほんと、参ったママなんです・・・・・
でも、「ママは幸せやで。誰になにいわれてもな」
読み終わるころにはそんなママに私も励まされ、
登場人物みんなが愛おしくなる小説『タカラモノ』。
その「ほのみ」と「ママ」の物語を、著者みずからの朗読と、
小劇場を中心に活躍する俳優のお芝居で、舞台劇『タカラモノ』として
皆様にお届けいたします。
舞台劇の後には、執筆のナイショ話や、ほのみとママの物語に込めた思いを、
劇場に足を運んでいただいたお客様にこっそりお伝えいたします。
あたたかい日差しも訪れる3月に、きっとタカラモノになる
キラキラした時間をご一緒したいと思います。
(演出 足立拓也)
