江戸城大奥は、徳川幕府の中枢・江戸城本丸内にありました。政庁である・表御殿とは対照的に、大奥は男子禁制の異空間。大奥でのすべては絶対他言無用。その内実はすべてベールに包まれていました。現在もその資料はほとんどなく、口実による検証が行われているのが実情です。そんな大奥だからこそ、江戸の庶民たちにも興味をそそられる場所として、噂話が絶えることはなかったようです。そんな謎多き江戸城大奥を大奥研究の第一人者・三田村鳶魚氏の著書などをもとに、三回シリーズで解き明かしていきます。
第三回の内容は、大奥内で起きた事件を11件、ご紹介します。皆さんご存知の春日局、江島、お美代の方、瀧山、天璋院篤姫、皇女和宮は、ドラマなどで語られたものとは違い、史実に則った事実を解説をします。また今回は、将軍の正室とともに江戸城大奥にやってきた公家出身の才女たちが、上臈御年寄になって、大奥内でどのように権勢を振るっていったのか。そして、江戸城大奥が武家風から御所風に変わっていく中で、徳川将軍家が、軟弱化していき、将軍家の権威の崩壊が、江戸幕府崩壊へとつながったことなどを紹介します。どうぞお楽しみください。
江戸城大奥のすべて <第三回> 〜大奥の事件簿〜
【目次】
②大奥の掟・大奥法度の変遷
③大奥の一日(御台様・御中臈・御末)
④婚礼・出産・年中行事
②綱吉刺殺事件? の真相
③宮中からの才媛・右衛門佐局
④江島生島事件の真相
⑤延命院事件の真相
⑥智泉院事件・感応寺事件の真相
⑦将軍家の大名人事に口出しした上臈御年寄・姉小路
⑧江戸後期の上臈御年寄の台頭
⑨御年寄瀧山の苦悩
⑩薩摩に捧げた御年寄 幾島の生涯
11.天璋院篤姫と皇女和宮の確執
【入学金】1,000円 ※税込み
※但し、私がガイドするウォーキングに一度でも参加された方は免除。
※入学金をお支払いになる対象の方は、事前にメールをお送りください。
uryu1023@gmail.com
【講座料】 1,500円(53分11秒+43分42秒+30分17秒=127分10秒)
【参加費支払】クレジットカードでの事前決済(VISA・MASTER・JCB)
【主管】大江戸歴史散策研究会
【講演者】瓜生和徳
【電話】090-2566-1948
【mail】uryu1023@gmail.com