第11回チャイコフスキー国際音楽コンクール声楽部門で日本人初の第1位を受賞して以来、日本のオペラを牽引してきた大分出身の歌姫・佐藤美枝子によるソプラノ・リサイタル。コロラトゥーラと呼ばれる軽やかな歌声で観客を魅了します。
プッチーニ作曲のイタリア・オペラの代表作「蝶々夫人」を始めとしたアリアやプッチーニの楽曲をはじめとした名曲の数々をお届けいたします。ピアノは長年共演してきたベストパートナー・河原忠之です。
演奏予定曲
唐木亮輔:花の雨
神戸孝夫:さくら横ちょう
小林秀雄:落葉松
プッチーニ:オペラ「蝶々夫人」より
”ある晴れた日に”
”母さんはお前を抱いて”
”かわいい坊や” 他
アーティストプロフィール
佐藤美枝子(ソプラノ)
武蔵野音楽大学卒業。(財)日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第9期生修了後、イタリアに留学。
留学中、第7回五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞し、1997年より(財)五島記念文化財団の奨学生としてさらに2年間イタリアで研鑽を積む。1998年、第11回チャイコフスキー国際音楽コンクール声楽部門で日本人初の第1位を受賞、世界の注目を集める。CDはビクターエンタテインメントより「至上のルチア」「ああ、信じられないわ~オペラ・アリア集」など7枚をリリース。2011年3月東京(藤原歌劇団公演)、2012年9月名古屋(愛知県文化振興事業団プロデュースオペラ)においてオペラ「ランメルモールのルチア」のタイトルロールで、2015年には錦織健プロデュース・オペラ第6弾モーツァルト「後宮からの逃走」にコンスタンツェ役で出演、好評を博した。2016年には藤原歌劇団「ドン・パスクアーレ」ノリーナ、「ジャンニ・スキッキ」ラウレッタ、プーランク「人間の声」、「ラ・ボエーム」ミミと新役に挑戦、意欲的な活動を続けている。第9回出光音楽賞、第2回ロシア歌曲賞、第10回新日鉄音楽賞(現・日本製鉄音楽賞)フレッシュアーティスト賞、第50回ENEOS音楽賞の各賞を受賞。藤原歌劇団団員。
(ジャパンアーツより)
河原忠之(ピアノ)
日本を代表する歌手が共演者に挙って指名する人気ピアニストで、その幅広い音色と繊細な表現には定評がある。国内外の第一線で活躍中の「太メン」男声オペラ歌手4人とのユニット、IL DEVU (イル・デーヴ) のピアノ・メンバー。2019年NHKニューイヤーオペラコンサートにIL DEVUとして出演。指揮者としても 「ラ・ボエーム」「愛の妙薬」「シモン・ボッカネグラ」「リゴレット」「コジ・ファン・トゥッテ」「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「魔笛」「オリンピーアデ」などで心に残る上演を牽引、 「水戸 de Opera」 など自ら企画プロデュースも手掛ける。国立音大卒業、同大学院修了。国立音大及び大学院教授、新国立劇場オペラ研修所シニアコレペティトゥア。