24年9月に刊行された『14歳のためのシェイクスピア』。
演出や表現の視点からシェイクスピアに入門できる、あたらしい切り口の入門書として、発売まもなく重版するなど話題となっています。
著者は、演劇カンパニー「カクシンハン」を主宰する演出家・木村龍之介さん。
シェイクスピア作品を上演する時は、「今の言葉としてシェイクスピアを届けられる」と松岡和子さんの翻訳を使用しています。また、本書の巻末には、松岡さんとの「翻訳」をテーマにした対談が収録され、松岡翻訳の裏側とプロフェッショナリズムの一端を垣間見ることができました。
が、まだまだ語り足りない…。
松岡和子さんともっともっと、シェイクスピアの話がしたい!
松岡さんは何を考え、感じながら翻訳しているのか。
松岡さんが人生を歩むなかで、シェイクスピアの味わい方、接し方はどう変わったのか。
演劇にとどまらないシェイクスピアの面白さはどこにあるのか?
今こそ読みたいシェイクスピア作品は何か?
世界中で争いが起き、先行きが見えない今の世界。シェイクスピアが生きた大航海時代もまた、不確実性と不安に満ちた時代、そして新しい世界のはじまりを予感させる激動の時代でした。今こそ見えてくるシェイクスピアの新しさと面白さについて、お二人がたっぷりと語り合います。