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当日券は、13時より劇場にてお買い求めいただけます。
「ひとりを知る、“世界”が広がる」
ー学生監督5人が手がけた、ドキュメンタリー映画の上映祭ー
私たち学生団体S.A.L. は、国際問題を抱える国や地域を訪れ、その渦中にいる人々と向き合ってきました。
そうして気づいたのが、自分たちは彼らを『難民』や『被災者』といった大きな言葉で捉えてしまっていたこと。そうしてそれぞれの人生を歩んでいる、一人ひとりの存在が見えなくなっていた、ということです。
私たちを含め、多くの人は、大きな言葉や属性、一般的な思い込みなど、「自分の物差し」によって、多かれ少なかれ他人を判断し、判断されてしまいます。
そんな色眼鏡を外した先には、何か新しい景色があるのではないか。完全には理解できなくても、何とか理解しようとする姿勢、「自分の物差しを問い直す」こと、そして「他者を想像する」ことが、明日を少しだけ変えるかもしれない。
このイベントは、その大切さに気づき始めた私たちの挑戦です。
上映作品:
『この土地で、母になる』 監督:島田花、佐々木 帆南
彼女の名前は長谷川留理華。ミャンマーで生まれた彼女は、少数民族であるがゆえに故郷を追われ、日本で生きることを決意した。2つの国の間で、「居場所」を求め彷徨ってきた彼女が、日本で母となり、この土地で生きることを決めたのは何故なのか。
『Out of The Blue』 監督:有元 愛美子
12歳の頃にハンセン病を患ったガネーシャは、故郷ネパールを追われインドにたどり着く。それから35年間物乞いをして生きる彼は、自分を見捨てた家族に会いに、故郷へ帰る。家族を前に語ったことは、私たちに打ち明けてくれたそれとは違うものだった。
『クジラと在る未来』 監督:佐々木 怜也
原始的なクジラ漁が400 年以上続く、インドネシアの漁村・ラマレラ村。人口2000 人ほどの小さな村が、度々世界から注目を集めてきた。彼らは何故、クジラに挑み続けるのか。彼らにとってクジラとはどんな存在なのか。日本で商業捕鯨が再開された今、国際社会で繰り広げられる捕鯨論争を見つめなおす。
『灰色のあわいを揺れて』 監督:薄 雅也
沖縄県名護市辺野古区。1996年に「世界一危険な基地」と称される普天間飛行場の移設先として、米軍基地キャンプ・シュワブが隣接する辺野古が浮上した。それから23年が経過した。報道では、「辺野古移設問題」としてキャンプ・シュワブ前でのデモ活動や政治家の発言などが取り上げられることが多い。実際に、基地周辺に住む人たちは、何を想い考えているのか。今回のドキュメンタリーでは、辺野古で生きる西川征夫さんに焦点を当てて、これまでの人生を振り返る。そして、彼の生活や人生と共に在り続けた基地への想いを映し出す。
当日のスケジュール:
13:40 開場
14:00 イベント開始・作品上演①
14:30 作品上演②
14:50 休憩
15:05 作品上演③
15:30 作品上演④
15:50 トークセッション
16:25 閉演
主催:慶應義塾大学公認団体学生団体S.A.L.
慶應義塾大学の学生のみで構成された国際問題啓発団体。
2008年に創設され、現在の部員は約270人。
S:Send out(伝える)
A:Aid(助ける)
L:Learn(学ぶ)
の3つを軸としており、スタディツアーの実施からドキュメンタリー作成、高校生への出張授業まで幅広い活動を行なっている。
駅から会場までの写真付きのアクセス方法はこちら (https://www.salkeio.com/top4th)
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